和室だけだったマンションが大変身!空間をシェアしながら心地よく暮らせる家に《リノベーションのビフォー&アフター vol.7》

リノベのトレンド

「リノベのトレンド」の「和室だけだったマンションが大変身!空間をシェアしながら心地よく暮らせる家に《リノベーションのビフォー&アフター vol.7》」

気になるリノベーション住宅のビフォー&アフターを紹介している人気シリーズ。vol.7となる今回は、築19年の和室だけだったマンションをフルリノベーションした事例を取り上げます。夫婦と元気な男の子2人のための住まいづくり。生活の中にあるさまざまなシーンに対応できるゆったりとしたLDKをつくることで、空間にゆとりと家族のつながりが生まれるリノベーションになりました。

古い日本家屋のような間取りを、回遊できるオープンな間取りへ

before

after

「解体工事の際に改めて感じたことは、柱のない平らな大空間があることのメリットです。この物件は間口が広く、天井も高かったので尚更その印象が強かったです。実際に解体工事前に設計は済んでいるのですが、図面上でも同じように感じることができます。」(ハンズデザイン一級建築士事務所 星名さん)

もともとは、和室が3つ並んでおり、それをふすまで仕切るというまるで古い日本家屋のような室内でしたが、スケルトンにしたことで新しいライフスタイルに適応できる住まいに再構成。解体工事で現れたのは、柱や壁のない大空間。その開放的なイメージを損なうことのないよう、できるだけ空間を分断しないプランとしました。

特徴的なのは、廊下を無くしキッチンを中心に回遊できる動線にしたメインスペース。玄関ホールから直接リビングにつながる表動線と、ファミリークローゼットのある裏動線を作ったことで、省スペースかつ、行き止まりなく風が吹き抜ける気持ちのいい空間に。お風呂とトイレの位置は変更していませんが、新しく生まれた回遊動線のおかげでアクセスしやすくなりました。

2つの和室と玄関ホールをひとつにまとめたLDK

before 窓のなかった真ん中の和室:A

after 明るいLDK:A

before 庭に面していた和室:B

after リビングの一角に設けたスタディスペース:B

ふすまで仕切られていた2つの和室と玄関ホール、変わった形の廊下と2つあったトイレをまとめて、ほぼ正方形のLDKに。ゆったりとしたLDKは、家族がそれぞれの時間を過ごせるように、食べる・くつろぐ・学ぶためのスペースで構成されています。

庭に面した窓にはもともと縁側のような腰かけ窓があり、陽だまりの心地よい場所でした。そこに丸テーブルを置いて子どもたちの学習スペースに。その横にたっぷりとした造作収納を設け、大人のためのワークスペースも確保しました。LDKの幅いっぱいの壁面収納は、水平ラインを強調し、キッチン上部のルーバー天井とも相まって空間に奥行きを生んでいます。
キッチンはアイランドタイプにすることで、キッチンでありつつ部屋から部屋へと移動する通路としても使えるように。ここでも小さな回遊動線を作ることで、家の中を快適に移動することができます。

玄関ホールは裏動線となるウォークスルークローゼットに

before 玄関ホールから廊下を見たところ:C

after 水まわりにつながるウォークスルークローゼット:C

6畳以上もあった玄関ホールは最低限の広さを残して、一部をLDKに取り込み、残りは裏動線となるウォークスルークローゼットに変更。収納を1か所にまとめることで、それ以外の空間をスッキリと使えるように考えられています。このクローゼットを抜けると、水まわりゾーンに。バスルームまでまっすぐに伸びる動線は視覚的にも整った印象を与えるだけでなく、光と風を通し気持ちよく過ごすことができます。

独立していたキッチンを静かな寝室に

before 家の奥に位置していたキッチン:D

after 心地よく眠れる静かな寝室に:D

独立していたキッチンは、家の奥まった場所から中心に移動。もともとキッチンだったスペースを少し広げて、静かに休める夫婦の寝室としました。寝室自体は収納もなくシンプルなつくりですが、LDKに面している壁に大谷石を張ることでインテリアのアクセントに。壁の上部はガラスにすることで視覚的な抜けも生まれました。
こうしてガラスを用いて空間をつなげるのは設計を担当したハンズデザイン一級建築士事務所が心がけているポイントのひとつ。「単純に壁やドアで仕切ってしまうのではなく、回遊性やガラスを使った透明感などによって、どこにいても家全体を感じられるように視覚的な連続感をもたせ伸びやかな空間に仕上げています。」(ハンズデザイン一級建築士事務所 星名さん)

将来の変化に備えた子ども部屋

before 大きな押し入れのある6畳の和室:E

after 2人の子どものためのシンプルな子ども部屋:E

子ども部屋の引き戸を閉めると現れる本棚

このリノベーションで、施主であるIさんが希望していた兄弟の個室はリビング脇に。引き戸を開けておけばリビングの一部のように使えるオープンな子ども部屋です。ここはもともと一番奥の和室だった場所。北向きですが窓があるのでリビングから気持ちよく風が流れます。
将来、子どもたちが個室を欲しがった時には分割できるよう、照明を2つ用意し天井に下地を入れています。コンパクトなスペースをできるだけ使いこなせるよう、エアコンは天井埋め込みタイプを採用しました。 ユニークなのは引き戸を閉めるとでてくる本棚。ちょっとしたスペースを有効に使えるリノベーションならではのアイデアです。

リノベりす編集部コメント

ふすまで仕切られた和室が連続して並んでおり、現代の暮らしになじまなかった以前の家。一旦スケルトンにすることで、物件の持つポテンシャルを最大限に生かすリノベーションになりました。暮らしのあり方が「個別」から「共有する」に変わりつつある今、○○部屋をつくるのではなく、大きな空間を目的別にゾーニングすることで、快適な生活動線と暮らしのゆとりが生まれたビフォー&アフターでした。

この事例の室内の様子・詳細は、以下よりご覧いただけます。

廊下を取り込み2方からつながる大空間へ。和室3部屋の間取りが大変身したマンションリノベ。

 
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