22/06/13 12:00 投稿
1位は「つくりこまない、余白のあるリノベ」|リノベーションランキング(2022年5月)
リノベのトレンド
2022年5月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月は、部屋やインテリアを足せる「余白」を残した住まいが1位にランクイン。洗濯物が乾くサンルームや障子を取り入れた和モダンなど、憧れをカタチにしたリノベーションにも注目が集まりました。
1位:つくりこまず自由に使う、余白のある家 [ゼロリノベ]
第1位は、リモートワークで家時間が増え、もっと静かで広い家に住みたい…と思ったのをきっかけにスタートした、中古マンション購入×リノベーション。
家にいるほとんどの時間を過ごすLDKは、ワークスペースを含めると20畳を超える広々と開放感のある空間へ。ワークスペースをガラスの引き戸で間仕切るなど、個室はなるべくつくらず、ライフスタイルに合わせて部屋を足していけるプランとしました。
内装は極力シンプルに仕上げ、コンクリート現しの壁や天井はあえて白く塗装。「余白を残す」間取りとインテリアで、これからの変化も楽しみな住まいです。
ゼロリノベ:大澤さん
機能部であるワークスペースは、リビングとの繋がりを残しつつ個室へと可変すること、空間、採光を断ち切らない扉や窓を採用し、圧迫感を感じやすい個室の息苦しさから解放され、心地の良い部屋の繋がりができたと思います。
2位:くつろぎ感を損なわない!引き戸で仕切る部屋干しサンルーム [インテリックス空間設計 ]
光と風が心地よいサンルームと広々としたLDKを手に入れたリノベーションが第2位。
サンルームは「部屋干しが気にならない」ことがマスト。そこでLDKとは引き戸で仕切り、くつろいでいる時や友人が遊びに来た時も洗濯物が目に入らないようにしました。
LDKは独立キッチンや和室をすべて取り込んだオープンプラン。キッチンはサンルームに向けた対面式に変え、背の高い妻が使いやすいよう高さ90cmのものを取り付けています。木目が美しいオーク材の扉は夫妻が惚れ込んだデザインで、床や家具もキッチンのテイストに合わせて選びました。
3位:障子を透過する光がやさしい、和と洋のミックスインテリア [KULABO(クラボ) ]
第3位は、障子とフローリングを調和させた、シンプルで洗練された和モダンな住まい。壁紙の張り替えを機に、生まれた子どもとの暮らしに合う家へと全面リノベーションしました。
仕切りをなくしたLDKの大きな窓には、カーテンではなく障子を設置。さらに造作家具をオーク材で統一し、直線的なデザインを多用することで、和の趣きを演出しています。
また部屋数を減らして玄関とウォークインクローゼットを拡張。2つのスペースを連結し、外出する時や帰宅した後の動きをスムーズにしています。クローゼットには物干しスペースもあり洗濯動線も便利になっています。
4位:開放感抜群のフレキシブルプランに遊び心を加えて [エキップ(equip) ]
南側に4窓並ぶワイドスパンのマンションを、建築の仕事に携わる夫妻がリノベーション。
テーマは、明るさと開放感を活かすこと。ほぼスケルトンの状態に戻し、細かくサイズ調整をすることで、居心地のよい場所をつくり上げています。部屋はあえて独立させず、視線を通して広々とした印象に。
子どもの成長に合わせて変えられるプランで、現在寝室とひと続きのワークスペースは、壁を立てて個室にすることも可能です。
屋外の心地よさを感じるウッドデッキやインナーバルコニー、そして躙口(にじりぐち)のような開口など遊び心も満載です。
5位:キッチンを中心に住まいの性能を上げる団地リノベ [錬(れん) ]
昭和に建てられた公団団地をスケルトンリノベーションした事例。古い団地に多い壁式構造のため、間取り変更はほとんど行わず、設備や内装を新しく整えました。
キッチンは本体の交換とともに、配膳などに便利な対面カウンターを新設。少し高さのあるアイランド型で、キッチンの散らかりを目隠ししながら、複数人の作業もしやすくしています。
壁や天井、タイルや扉まで、光を反射する白で統一した室内は、実際以上に広がりを感じる空間に。基本はシンプルですが、木目がはっきりしたクリの床や違い棚のようなテレビ台などで個性を発揮しています。
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