23/03/10 10:00 投稿
1位は「リビングのロフトが子ども部屋」|リノベーションランキング(2023年2月)
リノベのトレンド
2023年2月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月は、リビングにロフトの子ども部屋をつくったリノベーションがランクイン。3回目のリノベや忍者屋敷のような住まいにも注目が集まりました。
1位:家族の気配が自然に伝わる、ロフトの子ども部屋 [KULABO(クラボ)]
第1位は、子ども部屋として、リビングにロフトをつくったリノベーション。
ソファに隣接する階段を上がった先には、デスクや本棚を並べたゆったりしたスペースが広がっています。部屋は程よいこもり感がある一方、入り口はガラス扉でオープンに。勉強中も親子がお互いの気配を感じられ、安心感をもたらしています。
ウォークスルークローゼットは、キッチン、洗面室、寝室の3方向からアプローチが可能。間取りに回遊性が生まれることで、室内に十分な採光と風通しを確保しました。
普段は扉やロールスクリーンを開け放して空気を循環し、来客時はさっと閉めて生活感を上手に隠しています。
KULABO(クラボ) デザイナー 鶴田さん
ロフトは普通に作るのではなく浮いて見えるように計画、またロフトにつながる階段もあわせてフロートに計画し、視覚的にも広く見えるよう設計したのがポイントです。
ダイニングテーブルはキッチンと繋がっているように見えて別々にして移動することができたり、壁に設計した造作ソファは足元にキャスターが隠されており、好きな位置に動かせる仕組みになっています。
間取りの回遊性での使い勝手の良さ、部屋全体の見え方も工夫させていただいたのですが、1つ1つの家具に関してもこう動かせたらもっと使い方の幅が広がるのではないかと暮らしの質を上げるために細かい提案をたくさんさせていただいた現場です。
2位:生活の変化に合わせ、その都度リノベ。愛着ある家を3回目のアップデート [空間社]
ライフステージの変化とともに、計3回のリノベーションを行った住まいが第2位。
10年前の初めてのリノベーションでは和室をファミリースペースに変え、その3年後、子どもの小学校入学を機に子ども部屋と玄関まわりを改修。そしてさらに7年後となる今回、家族がそれぞれ個室をもち、生活時間帯が違う日も快適に過ごせるように、フルリノベーションしています。
老朽化が気になっていた水まわりは更新し、キッチン~洗面~廊下へとつながる回遊式の家事動線をプラン。さらにLDKの収納をすべて造作することで、すっきりものを片付けられるようになりました。
3位:楽しい工夫やユニークな仕掛けを盛り込んだ住まい [インテリックス空間設計]
第3位は、「家族で行った忍者屋敷」のような楽しい家をかなえたフルリノベーション。
壁をできるだけ撤去した大空間には、ウォークスルークローゼットとワークスペースを一体化した間仕切りを設置。隠れたりのぞき込んだりできる秘密基地のようなスペースや、ぐるぐる走り回れる動線など、心がうきうきする仕掛けをたっぷり盛り込んでいます。
ワークスペースは子どもの勉強はもちろん夫の在宅勤務にも大活躍。
家族5人分の布団収納も兼ねたウォークスルークローゼットは、家族みんなの寝室とつながっており、寝室は将来子ども部屋に変えられるようになっています。
4位:木造住宅の心地よさを感じるマンションリノベ [エキップ(equip)]
壁式構造のマンションでありながら、木造住宅のような温かみと風情を感じるリノベーション。
外壁に厚みがあって間仕切りにコンクリート壁がない、という利点を活かし、木造一軒家の佇まいを演出しています。
造作家具や建具には木目の美しい材料をたっぷり使用。窓枠や内窓も木で仕上げ、日本家屋の大黒柱を思わせるようなヒノキの柱をLDKの真ん中に立ち上げました。
間取りは家族が集まるLDKから各部屋へつながる2LDK。いずれ子ども部屋にする予定の家族の寝室や、寝室から離れたワークスペースなど、これからの暮らしが快適になる間取りです。
5位:暮らしの中心は、居心地のよいオープンキッチン [駿河屋]
「家族でキッチンに立つ」ことを大切にしている夫妻が、オープンキッチンを中心にした住まいにリノベーション。
キッチンはカフェのような雰囲気のオープンタイプで、まだ小さい子どもの見守りにも最適なレイアウト。最新のキッチン機器を組み込み、L字型に広がるカウンターや両面使いの棚を設けることで、2人での作業もスムーズに進みます。
もともと有機野菜など食材にこだわりがあったことから、住まいにも体に優しい自然素材を採用。小さな子どもは床に近い生活をすることも考慮し、天然乾燥を施した杉無垢のフローリングを敷き詰め、珪藻土や畳、障子などで味わいを深めました。
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