24/04/11 10:00 投稿
1位は「既存を活かしてコスト調整」|リノベーションランキング(2024年3月)
リノベのトレンド
2024年3月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月は、既存を活かしてコストコントロールをしながら収納不足や暗いキッチンを改善したリノベーションが1位に。思い通りの家を叶えた部分リノベや、古い戸建てを活かしたリノベーションもランクインしました。
1位:既存を活かしつつ、収納とキッチン、子ども部屋をアップデート! [スタイル工房]
第1位は、住み慣れた家で、暮らしの不便をすべて解消したフルリノベーション。
きっかけは小学校入学前に子ども部屋をつくってあげたいという思いからでしたが、収納不足やキッチンの暗さも一気に解消することに。
子ども部屋はリビング横の和室を洋室に変えるプランを採用。エアコンを新設し、リビング側に室内窓を設けることで、快適な室内環境をつくりました。
キッチンはダイニングを隔てていた吊り戸棚を取り払い、明るさを確保。背面側やダイニングにも新たな吊り戸棚を設置して収納スペースを増やしています。
既存の間取りを活かしつつドアの形状や位置を工夫することで、コストを抑えながらもすべての要望を実現することができました。

株式会社スタイル工房 コーディネートプランナー:神田さん
一番のこだわりは、キッチンカウンターのモールテックスと、天井の板貼り。いくつかサンプルを並べて色味のバランスをとりながら、ひとつひとつ丁寧に素材を選択。 グレイッシュな色合いの中に、黒色の扉を配置して、空間が引き締まる様にしました。
間仕切りの位置変更は最低限にしたので、こだわりポイントに予算をあてることができ、仕上がり・予算共に大変満足していただくことができました。
2位:生活感をすっかり隠したオープンキッチン [夢工房]
LDKを中心とした部分リノベーションで、住みたい家のイメージを形にした事例が第2位。
これまでの小さな不満を解消しながら、間取りもインテリアも美しく整えました。
リビングに隣接する和室は子ども部屋に。格納式のパネルやオーク無垢材のフローリング、押入れを活かしたクローゼットなどで、すっきりしたフレキシブルな空間に仕立てています。
II型のオープンキッチンは、リビングからの景色にこだわり、パントリーや家電、冷蔵庫を奥まった場所に収納。見せたくないものが丸見えにならず、白いタイルやモルタルで彩った空間は、カフェのような雰囲気です。
3位:古い建物を活かしつつ、快適に暮らせる住まいに [住工房]
第3位は、祖父母が暮らしていた築60年・戸建て住宅のリノベーション。
耐震補強と断熱改修を行い、風情ある佇まいを活かしながら、現在の生活に合う快適さを手に入れています。
インナーガレージはリビングに、ダイニングキッチンの階段は壁側に、それぞれ変更。LDKは大きなひとつの空間になり、さらに天井を上げてスキップフロアにすることで、広がりのある住まいに生まれ変わりました。
玄関は欄間や釉薬タイル、土間の石畳を残し、経年変化を考えた木製の格子戸を新たにプラス。祖母が使用していた家具も再利用して新旧の素材を融合しています。
4位:動線に基づいて間取りやレイアウトを改善 [フィールドガレージ(FIELDGARAGE)]
明るく開放的なルーフバルコニーに魅力を感じた中古マンション。
親しい仲間とホームパーティーをするには、寝室からしか出入りできない動線がどうしても気になり、部分的にリノベーションしました。
通り道になっていた寝室は、隣の部屋とつなげて、壁の代わりに立てた木製パネルでベッドコーナーを隠すことに。新たな通り道は、程よく独立したワークスペースとしても活用しています。
LDKはワンルームに変更し、回遊式のパントリーを併設したオープンキッチンを配置。既存の間取りを活かした子ども部屋とは室内窓でつないでいます。
5位:ホテルライクな間取りとインテリアで愛犬とともに過ごす [+Marchitects(プラスエム・アーキテクツ)]
ホテルでは愛犬と過ごせなかったことをきっかけに、箱根のマンションを別荘として購入。非日常感と清潔感、統一感のあるインテリアをテーマにスケルトンリノベーションを行いました。
内装材には上質な石やタイル、木をセレクト。和室から洋室にしたベッドルームは、床を無垢フローリング、壁は珪藻土や突板で仕上げました。
間仕切りはできるだけ撤去し、ゲストルームだけを個室とした1LDKに。
開放感を高めつつ、シャワーユニットや洗面室などの水まわりを整えて、ホテルライクな空間をつくり上げています。
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