《リノベーション体験談:神奈川県》ワンストップで叶えた単身リノベ。担当者とのブラッシュアップで実現した「和とインダストリアル」空間

リノベーション体験談

住み替えるならリノベーションで、と気持ちを一歩踏み出しても、多くの方にとって「家」という大きな買い物の選択は手がかりがなく先も見えない高い壁ではないでしょうか。そんな時に助けになるのが、物件探しから資金計画・リノベーションまでをトータルでサポートする「ワンストップ」の家づくりです。

今回はワンストップリノベーションで理想の住まいを叶えたMさんに、物件探しやリノベーションをおこなった経緯、住まいに求めたことなどを振り返っていただきました。

Mさんプロフィール

コロナ禍でこれまでの暮らしに閉塞感を抱きはじめたMさんは、現状を打破したい思いから中古物件を購入しリノベーションをする決断をします。しかし、自分でインターネットの情報を取りにいくだけでは永遠に前に進めないと感じ、リノベりすの『リノベ会社紹介サービス』に相談。そこで物件探しからのワンストップサービスを知り、こだわりの家づくりを始動させました。

・家族構成:単身(30代)

・施工内容:マンションリノベーション

・施工面積:71.09㎡

・改修規模:フルリノベーション

・間取り:2LDK→2LDK

・費用:1090万円(設計・施工)

・依頼先:ハコリノベ

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ラフ&レトロなカッコいい空間。フルリノベで、撤去できない構造壁も効果的に使いこなす!


ハコリノベ

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家づくりをはじめたきっかけは?

—コロナ禍で先の見えない閉塞感から抜け出したい

住み替えを考えるようになったのはコロナ禍の時期です。それまで住んでいた賃貸は30㎡ほどの1DKで、仕事も寝るのも全て同じ空間という環境。リモートワークが続き、家で過ごす時間が増えるなか手狭な空間に鬱々としていました。そして先が見えない閉塞感から抜け出すには、まず自分からアクションを起こし次のライフステージに向けて環境を変えるべきではないかと考え、住み替えを決心しました。

—賃貸?購入?今の自分にベストな住み方を模索

まずはじめは賃貸への住み替え、中でもよりデザイン性の高いリノベ賃貸を検討していました。でもそういう物件はリノベしている分、家賃も高くデザインも画一的に見えてピンときませんでした。 次第に、 「そもそも賃貸で家賃を払い続けるのはどうなんだろう?」 「中古物件を購入して自分好みのリノベをした方が良いのでは?」 「その場合の費用感は?」 と、賃貸と購入との比較という視点が加わり自問していくなかで、リノベーションで自分らしい家をつくりたいという思いが強くなりました。

もともと好きな部屋のイメージを頭の中にストックしていたりと、こだわりは強いタイプだと思います。理想の住まいやライフスタイルをいつか実現させたいという思いがコロナのタイミングで一気に結実し、気持ちが前に進みました。

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コロナ禍、時間がたっぷりあるなかで住環境についてじっくり向き合うきっかけになったというMさん

依頼先探し、どのように進めましたか?

—自分だけでは前にすすめない家づくり。まずは勉強から

はじめはインターネットを中心に手探りで情報収集していましたが、一人で迷いながらパソコンやスマートフォンに向かって調べ続けていても何も進まないんですよね。また、リノベ会社はたくさんあるけれど、ホームページからの情報ではそれぞれの違いが分かりにくく、一度コンタクトをとるとすぐに具体的な話に進んでしまうような怖さも感じていました。

そうしたなかでリノベ会社紹介サービスを知り、一社に特定しない「一段階前」のオプションを提供してくれる仕組みに惹かれて申し込みをしました。 サービスに申し込んだのはリノベーションを次のステップに進めるためですが、それ以前に、ともかく勉強の意味でまずは話を聞いてもらおうというシンプルな動機からでした。引っ越しを考えはじめてからわりと早いタイミングで、まだリノベーション以外の選択肢も残していた時期でした。

この相談を進めるなかで「ワンストップリノベーション」の存在を初めて知りました。物件の購入とリノベを別々に検討することにハードルの高さを感じていたので、窓口一つで進められるサービスに魅力を感じ、リノベ会社を紹介していただくステップへ進むことを決めました。

依頼先はどのように決めましたか?

—フィーリングが合うという直感+親身になってくれるという確信

リノベ会社紹介サービスで、ワンストップに対応できる会社3社を紹介していただきました。それぞれのリノベ会社に説明を聞きましたが、正直リノベーションの内容の差はよく分からなかったんです。そのなかでハコリノベは、物件の良し悪しの説明が明快で、買い手側の立場になって親身に物件の判断をしてくれる誠実さが伝わってきました。 また、フランクでなんでも話せそうな雰囲気が自分に合っているんじゃないかと感じました。私は自分からガツガツアピールできるようなタイプでもないので、自分の伝えたいことが抑え込まれてしまうような関係性では嫌だと思っていたんですね。

説明を「聞かされる」のではなく、こちらの話を聞いて「思いを引き出してくれる」安心感やオフィスの雰囲気など、ハコリノベに決めた理由は結局フィーリングが合ったということに尽きると思います。

ハコリノベってどんな会社?

大阪府大阪市西区に本社、神奈川県横浜市に拠点をもつリノベーション会社。物件購入からリノベーションまでを行なってくれるワンストップサービスを得意とし、物件探しではご要望が叶う物件かどうかというリノベーション視点と物件そのものの資産価値や変えられない立地条件など、さまざまな観点からご紹介する物件を絞ってくれます。

プランニングにあたっては、お客さまがこの先の暮らしをどのようにデザインしていきたいのかを大切に具体的な要望を丁寧にヒアリングし、それがデザインとして有効なのか?を専門的な視点から整理して具現化してくれます。

ハコリノベ

時間がたつほど好きになる。そんなお気に入りの「ハコ」をつくる

中心価格帯
1,200万円

対応エリア
東京都 / 神奈川県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 ※一部地域を除く

求めたのはどのような住まい?

—ありきたりではない、インダストリアル

プランニング当初は、躯体を現(あらわ)しにしたかっこいいイメージ、いわゆるインダストリアルな雰囲気の住まいが理想でした。しかし私自身、海外での仕事も多いため日本的なものの価値を外からみて再認識するような場面にしばしば出会います。そのようななかで、自分なりの視点で和のテイストを住まいに入れてみたらどうだろうと考え、そこから随所に「和」の要素を取り入れた「和とインダストリアルの融合」がこの家のコンセプトになりました。

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コンクリートむき出しのインダストリアルな雰囲気に、和の建具がマッチしたミックススタイル

例えば、土間に縁側をイメージした小上がりのフローリングや飛び石、和のイメージと調和するキッチンのタイルや和柄格子をイメージしたウォークインクローゼットの金網など、さまざまなアイデアを提案してもらいました。

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土間を隔ててLDKと水回りのある間取り。縁側のような小上がりと飛び石

寝室の一角に取り込んだウォークインクローゼットの金網は和柄格子をイメージ

—ひとりで占有できる広いワンルーム

空間を細かく仕切らず広々としたワンルームというのもメインの要望の一つです。よくある細長いマンションのレイアウトが好きではなかったので、正方形寄りの間口が広いスペースがとれることも物件探しからのポイントでした。

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リノベーション後の間取り図

リビングのリラックス空間を優先したプランニングのため、ダイニングテーブルは置かずキッチンは最低限の機能のみ。「トイレ洗面など水回りは隅にどけちゃってください」と要望した記憶もあります。

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ミニマルなキッチンで生活感を排除

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造作のダイニングカウンターもコンパクトに

—空間の力を借りて、オンオフの切り替えをスムーズに

以前の住まいはワンルームでオンオフの切り替えがうまくできないことを問題に感じていたので、その解決のために個室のワークスペースを要望しました。性格的にも切り替えが得意ではないのですが、部屋を移動するという障壁をあえて加えることでそれぞれのモードへの切り替えが楽にできるようになりました。

ワークスペースとリビングスペースとで、部屋の役割をはっきり分けたプラン

—持ち物を把握できるオープンな収納

主に靴や洋服といった持ち物が多くどんどん増えてしまいがちなので、持ち物の量が把握できるオープンな収納スタイルを希望しました。

物をしまい込まないオープンな収納で、持ち物の把握がラク。シューズクローゼット

常に整理する習慣ができた、ワークスペースの収納棚

物件探しとプランニング、どのように進められましたか?

—物件選びは、自分なりの基準に一点集中

この物件に決めるまでに4〜5件を内見しました。案内された物件はハコリノベのコーディネーターの福間さんが、さまざまな条件から適切だと判断したうえで紹介してくれたので、自分は気に入ったものを選ぶという一点を基準に見ればいいという安心感がありました。

何件か見ていくなかで「完璧な物件などない」ということは理解できるようになりましたが、どこかに気に入るポイントがある物件が見つかるまでは妥協したくないという自分自身の判断基準ができてきました。決めた物件は駅に降りた時に感じる空気感や緑の多い環境、マンション全体のレイアウトや前の居住者さんから受ける印象などさまざまな要素に好印象をもちました。物件探しの段階が一番不安な時期でしたが、比較的早いタイミングで理想に近い物件にめぐり会えたのはラッキーでした。

—「そのアイデア、ぜひ取り入れましょう!」が、ターニングポイントに

プランニングが進み細かな仕様を決めていく段階で、ありがちなデザインにならない「ひとひねり」が欲しいなと思いました。 そこでデザイナーの小野さんに、インダストリアルを保ちつつも日本らしい和のテイストを取り入れるアイデアの一つとして、寝室の扉を古建具の格子戸にするのはどうか相談をしました。「そのアイデア、すごくいいですね。ぜひ取り入れましょう!」と、私の提案を面白がってくれたんですね。これがこの家づくりのターニングポイントになったと思います。

住んでみてこの絶妙な和の趣を堪能できるのは、各場所から柔らかく差し込む光がポイントにあるようです。これは格子戸で使用されているすりガラスや両開きの造作建具のモニュメントガラス、ワークスペースにはモールガラスと少しずつ毛色の違うガラスが使われていることで、室内をぼんやりとした光が行き交いどことなく日本家屋を思わせるあたたかさが感じられます。 そんなふうに和のテイストを盛り込むことで、どんどんこの家の個性が引き立っていきました。

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4枚引きの古建具は、Mさんが自ら購入したものをサイズ調整した。4枚フルに使えるのも間口が広いこの部屋ならでは(写真は寝室側から見える3枚分)

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住宅にはめずらしい、圧巻の造作両開き扉。「こんな大きく躯体が開いているんだから閉じるのはもったいない!」と既存構造を活用。柔らかい光が透けるモニュメントガラスにも注目

物件探しの段階では本当に決まるだろうかと不安な部分もありましたが、プランニングに入ってからはスムーズに進んだと思います。予算の調整なども発生しましたが、その都度具体的に代替案を示してもらい、一つずつ決断していきました。

ハコリノベとの家づくり。でき上がった住まいはいかがですか?

ハコリノベに決めた最初の期待どおり何でも相談できる関係性だったことで、妥協のない住まいが完成したことにとても満足しています。せっかくやるならベストを尽くしたい!という強い思いを持ち続け、家づくりに真剣に向き合った濃密な時間を経験できました。一人暮らしだからこそ自分だけで決断でき、理想をまっとうできたという側面も大きかったかもしれませんね。

当時を振り返るMさん(左)とハコリノベの小野さん(右)・福間さん(中央奥)

一番緊張したのは「和のテイストを入れてみたい」と自分から提案してみた時かな。そこで思い切ったことで唯一無二の空間になったと思います。異なるテイストが融合された仕上がりをみて、さすがだなと感じています。 広々とした空間で過ごしたいという希望も叶って、すごい大きいテレビまで買ってしまいました。せっかくの自分だけのリラックス空間ですので、ベストな状態を崩さずに快適に保ち続けたいと思います。

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ラフ&レトロなカッコいい空間。フルリノベで、撤去できない構造壁も効果的に使いこなす!

Mさんへの取材を終えて

一人暮らしならではの軽やかで且つエッジの効いたリノベーションが実現した裏に、専門家の確かな支えがあったことが強く感じられるお話でした。 時機を逃さずアクションを起こしたMさんの柔軟性と冷静な自己分析力に、いつまでも家づくりに踏み出せない悩みのループから抜け出すヒントがあるように感じました。

初回掲載日:2024年12月

ワンストップで叶えた単身リノベ。担当者とのブラッシュアップで実現した「和とインダストリアル」空間|SUVACO

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