16/12/16 16:00 投稿
とにかくスッキリ暮らしたいんです!散らからない収納が光るリノベーション特集
リノベのトレンド
年末が近づくと、いつもよりも家をキレイにしたくなるもの。お客さまを招く家も多いのではないでしょうか。いつもは散らかるリビングも新年はキレイな状態で過ごしたいですよね。そして、できたらそのスッキリした状態をずっとキープしたいと思いませんか?今回は急なお客さまにも慌てない、スッキリと暮らす工夫が満載のリノベーション事例をご紹介したいと思います。
収納家具を置かないという選択
気持ち良いほどに整然とした佇まいのこちらの家は、元々ある壁の凹凸に取り込むようにして造作で収納家具を作り付けています。本来は出っ張るはずの家具が見えないことで、フラットな壁が映え、物の存在自体を感じさせません。またキッチンも必要な家電はしまえるように設計されており、生活感がでないよう工夫されています。この家のポイントは物をしまう場所と物を置かない場所がしっかりと区別されているという点。散らかりようのない空間です。
物が多いからこそ、計画的な収納プランで快適に
アンティークの家具がセンス良く置かれたAさんのお宅。骨董を集めるだけでなく、お料理も趣味というAさんは、食器をたくさんお持ちでした。そこでキッチンは完全オーダーメイドで無駄のない思い通りの作業場所をつくりました。木の取っ手がアクセントのキッチンは引き出しをたくさん設け、乱雑になりやすいキッチンまわりをいつもスッキリとまとめてくれています。さらに、家のあちこちに‟見せる場所”を設け、さながらギャラリーのような雰囲気に。友人をおもてなしするのが大好きだというAさん。定期的にお客様を招くのも自然とキレイをキープできるポイントかもしれません。
余裕のある収納スペースで気持ちにもゆとりをもつ
オシャレにこだわりのあるNさん夫婦がリノベーションしたこちらの家は、随所に黒を使用し、シックで落ち着きのある空間に仕上がっています。またオシャレなだけでなく、収納面もしっかりと考えられたデザインになっています。まず家に入るとゆったりとした土間スペースが設けられており、2人分の靴を仕舞って置くには十分すぎるほど。さらに寝室とつながったW.I.Cも大容量。オシャレ好きな夫婦のたくさんの洋服も溢れることなく収納できます。寝室には珍しい小上がりの畳スペースは下部に収納を設けるための工夫です。また、土間やキッチンの収納棚は可動式を採用しているので、フレキシブルに対応することができます。これだけの収納があれば、19帖もあるリビングに物が溢れる心配はありませんね。
子どもの成長に合わせ、可変的な間取りでスッキリ
リビングいっぱいの壁面収納がインパクト大なこちらのお宅は、ご夫婦と性別の異なる姉弟の4人家族。リノベーション前はとにかく物が片付かないことが悩みの種でした。そこで提案されたのが、リビング壁面収納、玄関収納、電話台収納など全てオリジナルで造作すること。適材適所に配置された収納は以前の150%以上も容量が増え、小さなお子様がいると小物があちこちに散乱しがちな家も、場所を決めてざっくり収納できるようになり、「片づけなくても片付いている暮らし」が手に入りました。また、性別の異なる姉弟のために、あらかじめ子ども部屋の入り口を2つ設け、将来は個室として使えるように設計されています。今は廊下としているスペースは姉弟のクローゼットとして使う予定だとか。
リゾートホテルを思わせるリビングは、生活感を上手に隠す工夫が満載
開放的な吹き抜けが気持ちいいリビングダイニング。まるでリゾートホテルのようなこの家には、生活感を上手に隠す工夫があちこちに見えます。一番生活感が出やすいキッチンは、カウンターをナラ材で造作。ダイニング側に収納を設けるだけでなく、キッチンで作業する手元が隠れるよう、少し高めに設定されています。これだけのことで、お客様をおもてなしするときも、キッチンを気にすることなく料理ができます。また、キッチンの奥にはコンパクトなパントリーをつくり、ごちゃつきがちなキッチンをすっきりとキープできるように。さらに、広々とした玄関を叶えているのは、シューズクローク。玄関に靴が散乱しないよう、元は洋室の収納スペースだった場所を玄関で利用しています。各スペースで計画的に収納を設けることで、いつでもキレイなリビングが保てるリノベーションになっています。
気づかなかった潜在的な不満が解消。より快適な住まいへ
7年前に購入したリフォーム済みマンションに特別な不満もなく住んできたNさん家族。子どもたちに個室が必要になってきたことからリノベーションをすることに。それまでは使っていなかった和室を物置にしていましたが、そこをシューズクロークと家族で使うファミリークローゼットへ変更。収納家具を置く必要がなくなったので部屋がすっきり広く使え、快適になりました。それまでも特に不満はなかったはずなのに、実はいろいろ不便な部分があったことがわかったそうです。また、Nさん宅で一番存在感のあるダイニングのカップボードは、大好きな雑貨店のディスプレイを参考に造作してもらったもの。友人を招くことの多いNさんはゲストに自由に使ってもらえる専用のカップボードを用意したかったといいます。お気に入りのカップボードに飾るように食器を片づけるのはとても楽しいそうです。片づける場所を快適にすることで、片付け自体が楽しくなった素敵な事例です。
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リノベりす編集部コメント
食器が多い家、洋服が多い家、小さな子どものいる家。様々な事例を見ていると、いつもスッキリとキレイな家を保つには、それぞれの住まい手に合わせた片付けの仕組みをつくることが大事だということがわかります。物とうまく付き合えるようになれば、家で過ごす時間ももっと快適になるはず。2017年はキレイな家が保てる仕組みつくりに取り組んでみてはいかがでしょうか?