17/03/24 10:00 投稿
年を重ねたからこそ、「自分らしい暮らし」ができました。憧れの大人リノベが気になります。
リノベのトレンド
家族構成の変化や自分自身の変化、また家の老朽化もあって、50代以降で住まいをもう一度見直したいと考える方が多いと言います。人生の後半を快適に過ごすため、「自分らしさ」や「趣味」にとことんこだわって落ち着きのある素敵な住まいをつくる、大人リノベが人気です。今回はリノベりすの事例の中から、若い世代の一次所得時のリノベーションとはまた違った、時を重ねたからこそたどり着いた、センスあふれるリノベーションをご紹介したいと思います。
好きなもの、長年のコレクションアイテムをもっと楽しめる家に
お料理の上手なAさんのお住まいは、たくさんの方が訪ねてきて素敵な時間を過ごす場所でもあります。
もともと、長年かけて集めてきた趣味の骨董などを上手にレイアウトして、とても洗練された暮らし方をされていましたが、リノベーションによってさらにそれらの魅力が最大限に生きるよう、素材や照明にこだわったギャラリーのような空間を作られました。
さらにおもてなしが大好きなAさんのために、少し手狭だったキッチンスペースを広げ、使いやすいように完全オーダーメイドのキッチンを設置。たくさんの食器や花器がすっきりと収まり、見た目にも美しいスペースとなりました。
玄関の左官仕上げの壁から、美しい李朝の箪笥がアクセントのリビングダイニングなど、写真を見ているだけでも豊かな暮らしぶりが伝わってくる、大人のおもてなし空間にふさわしい住まいとなっています。
ゆとりあるゾーニングで車椅子でも動きやすく、安心して長く住むことにこだわったロングライフリノベーション
共に70代を迎えたIさんご夫婦。住み慣れた場所で安心・快適な暮らしができるよう、リノベーションを決断しました。依頼先をマルリノに決めたのは、断熱や配管処理などの見えない部分の修繕や、住宅性能を向上させる技術に魅力を感じたから。 間取りは、細かく仕切られ使いにくかった3LDKから、思い切って広々とした1Rへと変更。寝室はあえて個室にせず、LDKの一角に仕切りをつけて配置することに。どこにいてもお互いの気配が感じられ、安心して暮らすことができます。また、無垢のフローリングの下は二重床システムを採用し、高い断熱性・遮音性を確保しました。 段差が多く不安の多かった水回りは、バリアフリー設計を用いたことで、LDKからスムーズに移動ができるように。洗面台はLDKの1コーナーに設置。どこからもアクセスしやすいつくりとなっています。 リノベーションによって、気になっていた設備の老朽化や、すきま風、段差の多い水回りのすべての悩みを解決することができ、明るく気持ちの良い風が通るようになった家で、快適な生活を送れるようになりました。
趣味を存分に楽しむために、それぞれの時間と共有する時間を大切にできる暮らし
「子供が独立した夫婦が、ゆっくりと暮らせる家を」というテーマでリノベーションをされたS様夫婦は、インドネシア音楽・舞踊をたしなまれ、ご主人は家で執筆活動をされる作家先生でもあります。趣味が多い分、持ち物も人より多く、そしてどれもとても大切なものばかり。 今回のリノベーションでポイントになったのは、たくさんの大切なものと暮らしながら、すっきりかつゆったりとスローライフが楽しめること。 インドネシア楽器をしまう小上がりの畳スペース、ご主人のアトリエ、2階のスペースを最大限生かし造作した図書室、奥様の舞踊衣装をしまえるクローゼットなど、カテゴリーごとに収まる場所を確保することで自然とLDKはすっきりと片付き、それぞれ趣味の時間を尊重しながら、二人でいる時間も気持ちよく過ごせるようになりました。 もちろん、素材にもこだわり、壁はすべて漆喰、和室以外の床は杉のフローリングにし、見た目にも心地よい内装になっています。以前の家も同様に戸建でしたが、冷暖房の効きがまるで違うのだとか。 様々なライフワークをお持ちのS様ご夫婦。一人で過ごす時間、夫婦で過ごす時間、そして仲間と過ごす時間とそれぞれを楽しめる暮らしを手にしました。
愛着の家具との調和で、懐かしさとモダンが共存する理想の住まい
新築時から30年が経ち、設備が老朽化、さらに子供たちが独立したこともあって「セカンドライフを送る終の棲家を」と住まい探しを始めたMさま夫妻。偶然同じ棟の上階に眺望のよい物件が売りに出ていたことから、引越をしてスケルトンリフォームをすることになりました。 夫婦二人で快適に過ごせるよう、小さく仕切られた3LDKの間取りをご夫婦の寝室、フリールームとLDKの2LDKに変更。LDKに隣接する洋室はゲストルームとし、来客があったときだけでなく子どもたちが帰ってきたときにも使用できるようにしました。 設備はすべて一新し、新築マンションにも劣らない最新の設備を備えています。オークの床には一日中暖かい蓄熱式床暖房を備え、窓は断熱二重サッシとし、快適さだけでなく、デザイン性もアップしました。 一番のこだわりは長年愛用してきた上品なマホガニーの家具と調和がとれる空間づくり。新たに造作した家具もマホガニーを使い統一感を持たせるだけでなく、漆喰塗りの天井はコーブ照明にすることで趣きのある上品な光がやさしく空間を包みます。 ゆったりとしたLDKはワークスペースや読書スペースもあり、二人で過ごす時間が長くなるこれからの生活も、窮屈さを感じません。
築59年住宅を耐震リフォーム。安心と安全にもこだわった終の棲家
お一人身になられて、ご実家に戻り第二の人生を自分のために、ご友人やお子様家族がいつでも気軽に来訪できる住まいにしたいとのことでリノベーションを決断された施主様。この先も安全かつ快適に過ごせる住まいのため、見えない基礎の部分までしっかりと見直しています。 一階は施主様の好きな赤をアクセントカラーに、吹き抜けのある広々としたLDKを中心に構成されています。水回りももちろんバリアフリー設計を用い、お一人暮らしでも安心して生活ができるように配慮しています。2階は簡易的な住居スペースとし、お子様やお友達が訪れても気兼ねなく快適に宿泊できるスペースとなりました。 「自分が好きな色をちょうど良く配してくれたので、居心地がとても良いです。友人たちとの語らいも嬉しく、今は満足の日々です。」と施主様も満足される住まいが完成しました。
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リノベりす編集部コメント
大人リノベは「これからどういう暮らしがしたいのか」「自分たちにとって何が大事なのか」をとてもよく把握されている気がします。これまでは、子供たちとの暮らしが優先だった家も、これからは大人の居心地の良さを追求した家へ。趣味を楽しんだり、友人との時間を楽しめるサロンのような空間に生まれ変わった住まいがとても素敵な事例です。年を重ねると、似合う洋服や心地いいと思える洋服が変わるように、住まいもまた、これからのライフスタイルに馴染むように変えていきたいと思うのは、自然なことかもしれませんね。