断熱性と開放感を両立。自分たちの好きを凝縮させたマンションリノベーション
アレックス (設計・施工)
DATA
美しく幸せな空間を多くの人に創造する
祖母から受け継ぎ、スケルトンで新たな住まいに
結婚をきっかけに、自分好みの家に暮らしたいと思っていた夫妻。祖母が暮らしてきたマンションを譲り受けることになり、マイホームが一気に近づいたのだそう。築30年超えだったため、躯体だけを残して新たな間取りにつくり変えるスケルトンリノベーションを選び、設備や配管もすべて変更することに。また道路の拡張による騒音対策のためペアガラスのサッシに交換し、さらに断熱材をプラスして気になる寒さを防ぎました。
もとは3DKでしたが、広さと日当たりを確保した2LDKの間取りに見直しました。暮らしの中心となるリビングダイニングを広くとり、その周りは寝室や書斎として、それぞれ5帖ほどのミニマムなプライベート空間を配置しました。
居心地のよさがアップする、レトロな雰囲気のインテリア
広々と開放感のあるリビングダイニングは、グレーの天井とブラックチェリーの床が印象的な空間。プレーンな白い壁が程よい抜け感になり、それぞれを互いに引き立てています。キッチンの腰壁は、空間を引き締めるネイビーに。キッチン天板より高くつくり、手元の散らかりが見えないようにしました。
愛用してきた家具や小物たちを中心に好きなテイストを集約した住まいは、温もりあふれるインテリア。味わい深い木の色、優しい色合いのファブリック、不揃いなチェアなど、街角のカフェのような雰囲気です。ゆったりしたソファに加え、レトロっぽいペンダントライトや各コーナーに置かれた植物たちがくつろぎ感をグッと高めています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:ブラックチェリー
リノベりす編集部コメント
部屋数を減らして、個々のスペースにゆとりをもたせたことで、グッと暮らしやすくなりました。開放的な間取りを追求すると冷暖房が効きにくくなりがちですが、ペアガラスや断熱材によって、快適な室内環境を叶えていますね。