3世代同居を楽しみながら、光と風を感じるカリフォルニアスタイルにリノベーション
アレックス (設計・施工)
床・壁・天井を明るい色にして、開放感あふれるLDKに。海や空をイメージさせるブルーを室内ドアや飾り棚に取り入れています。
DATA
美しく幸せな空間を多くの人に創造する
コミュニケーションも生活動線もスムーズな住まいに
子どもたちが成長し、それぞれに個室をつくりたいと、長年暮らしてきた3階建てのリノベーションを決意した施主夫妻。家の老朽化や生活動線も気になっていたため、間取りから設備、内装までを一新することにしました。
間取りはプライベートを程よく守りながら、さりげなくコミュニケーションできるプランに。1階は父母、3階は夫妻と子どものスペースとし、玄関のある2階にはワンルームのLDKを配置しています。独立していたキッチンは壁を撤去し、オープンな対面式に変更。奥には大きなパントリーや食器棚を備えつけました。また玄関正面のドアから直接キッチンに入れるため、買い物の荷物運びやゴミ出しなどの家事動線がスムーズになっています。
調理する人が孤立せず、いつでも家族の顔が見えるオープンな対面キッチン。隠す収納と見せる収納を使い分けて、キッチン全体をコーディネート。
白とブルーが織りなすナチュラルインテリア
窓からの心地よい光と風に包まれるリビングダイニング。シンプル＆ナチュラルな中に、海や空を連想させるブルーをアクセントに取り入れた、洗練されたカリフォルニアスタイルに。木の風合いが感じられる室内ドアには、レトロなアイアンブラックの取っ手をセレクト。古材調のクロスやアンティーク風のペンダント照明で温かみを添えています。
3階の寝室や子ども部屋も、白を基調に明るい木目のフローリングとブルーグレーの壁が響き合い、海沿いに建つ家のような雰囲気。寝室とオープンにつながる夫のワークスペースは、ダークな壁紙によってナチュラルなヴィンテージ感を醸しています。
淡い色調でまとめたリビングダイニングは、仕切りをなくしてコンパクトな空間を広々使っています。シンプルなダウンライトで、天井面もすっきりと。
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夫妻と子どもの3人で過ごす寝室。隣の子ども部屋とは、2段ベッドを間仕切りに使用。ベッド横にはスタディスペースも。
2段ベッドの上段を使う子ども部屋。梯子で上がれば、隠れ家のようなおこもり感があります。足元には引き出し収納を設置しました。
窓のある壁一面をブルーグレーに。白だけの空間よりも落ち着きが増し、柔らかな雰囲気も。
寝室に隣接する夫のワークスペースは、好きな色をインテリアの主役に。
玄関に入り正面の白い引き戸を開けると、キッチンにつながります。
大容量のシューズボックスは可動棚を使って、フレキシブルに収納。
コーナーを活用した飾り棚に、お気に入りの小物やグリーンを並べて。
以前は1階に置いていた洗濯機を2階の浴室横に移動。家事動線の短縮に。
帰宅後すぐに手が洗えるよう、廊下に洗面台を設けました。
トイレは古材のような床とブルーグレーの便器でコーディネート。
INSTRUMENTS
キッチン：LIXIL
浴室：TOTO
トイレ：LIXILサティス
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リノベりす編集部コメント
爽やかな風が吹いているような、開放的な住まいです。家族の共用スペースを2階に集中させているので、生活動線がよく、コミュニケーションもとりやすいと思いました。対面でリビングダイニングにつながりつつ、空間としては独立しているキッチンが珍しいプランです。