コストバランスとの兼ね合いの中で変型キッチンをオーダー。抜け感をそなえたマンションリノベーション
CLOCK(クロック) (設計・施工)
DATA
間取り図
“ジャンルレス”に肩肘張らず、楽でのんびりできる空間のある毎日を
好きな色や素材で、心地よく暮らしを彩って
築12年のマンションを夫婦ふたりの暮らしに合わせてリノベーション。約62平米の1LDKは窓がたくさんあり、穏やかな陽ざしに包まれる開放的な空間。色のトーンを揃えた家具やインテリアがゆったりとくつろげる雰囲気を醸し出しています。
海外のアパルトマンをイメージしたという室内は、夫妻の好きなものだけを凝縮し、ほどよい生活感とおしゃれな佇まいを調和させたインテリアに。オープンなキッチンやベッドルームの仕切りは透明感のあるものにして、あちこちに抜け感を演出しました。また無垢のフローリングやコンクリートの天井、アイアンの窓枠など、快適さを重視しつつ、バランスのよい素材をセレクトしています。
斬新で使いやすいキッチンを主役に
以前はLDKと寝室が完全に分断されていましたが、壁をなくして廊下を取り込み、大きなワンルームのような部屋を構築。その中にあえて境界を設けない、居心地のよいコーナーをつくりました。夫妻がいっしょに、あるいは思い思いにくつろぎ、友人が遊びに来るときも会話が弾んで気持ちよく過ごせます。
ホームパーティの主役になりそうなキッチンは、セパレートの変型タイプ。コンロ台は調理スペースとテーブルを兼ねたアイランド型で、ダイニングへの動線もスムーズです。またオリジナルキッチン以外の水まわりは既存をそのまま生かし、施主支給にも上手に対応。コストを抑えながら、ハイセンスで満足度の高い住まいを手に入れています。
MATERIAL
床:無垢フローリング
天井:コンクリート現し
INSTRUMENTS
キッチン:造作
浴室:既存
洗面台:既存
リノベりす編集部コメント
厳選した色使いでスタイリッシュなのですが、ラフな素材感や大きめのグリーンが響き合って、リゾートホテルのようなリラックス感がありますね。ユニークな配置のキッチンは作業動線が短く、効率よく家事がはかどりそうです。