古い建具の雰囲気をデザインに活かす戸建てリノベーション。洗練されたミックススタイルに

白をベースカラーにして新旧のデザインを引き立てる

この家を見つけたとき、窓からの眺めや四角い外観、室内に残る古い建具の雰囲気に魅力を感じたという施主。その一軒家は、高台にある閑静な住宅街に建っていました。
リノベーションで希望したのは「古いものを残してデザインの中に取り入れる」こと。時を重ねた風合いを活かしながら、今の暮らしに合わせて内装も間取りもつくり変えています。

リビングは壁や天井の白がベースカラーで、壁いっぱいに造りつけたブックシェルフも白をセレクト。背景を白で統一することで、「D+E MARKET」で購入したステンドグラスやカラフルな家具がいっそう引き立っています。

好きなものを集めて住まい全体をコーディネート

キッチン＆ダイニングは、リビングとひと続きに。キッチンはオリジナルのヘキサゴンタイル、ダイニングはフレンチヘリンボーンの無垢材で仕上げ、さりげなくゾーニングしています。

シンプルなI型キッチンは奥のものも取り出しやすい引き出しタイプを選択。キッチン小物を並べたオープンシェルフや作業スペースを兼ねた食器棚など、ポイントを絞ったディスプレイ収納がお洒落な日常を演出しています。
ダイニングはチェアを同じものに統一せず、あえて不揃いに。ペンダントライトやファブリックと響き合わせることで、のんびりと長居したくなるカフェのような雰囲気になりました。
施主の好みで集められた家具や小物と古い建具。それぞれのスタイルや時代のミクスチャーを楽しみながら、独創的な住まいをつくり上げています。