風や光と暮らすフラットな家。子育てもしやすいマンションリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
オープンキッチンは90度向きを変更して、リビングが見渡せるレイアウトに。配管の関係で床を上げていますが、家全体をその高さに合わせることで、段差のないフラットな空間になっています。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
ロボット掃除機に適した段差のない住まいに
マイホームは自分好みに仕立てたいと雑誌やネットを見ていたFさん夫妻。当時は2人暮らしで、いつも一緒にいられる風通しのよい家を思い描いていたのだそう。新居のリノベーションが具体的になり、夫妻が最初に考えたのは広いリビングと寝室の1LDK。しかし広すぎて使いにくいかも…と思い直し、リビングの一角にフリースペースを設けた2LDKのプランを採用しました。
和室やキッチンの壁を撤去したLDKは、部屋の隅から隅まで見渡せるオープンな空間。夫妻の希望でキッチンの向きを90度変更しましたが、配管の制約があり床を上げることに。以前よりロボット掃除機を愛用していたことから、家全体をその床の高さに合わせてフルフラットにし、回遊動線も取り入れました。もとの天井が高かったことや白い内装の効果で、床を上げても開放的な雰囲気はそのままです。
現在は子どもが生まれて3人家族のFさん。段差のない床は、子どもが走り回っても安心感があります。二重床になり、階下に響く音も少なくなりました。
室内窓とオリジナル収納で、安心感に包まれる
使い方を決めていなかったフリースペースは、現在は子ども部屋として活用。アイアンの室内窓を設けたことで、おもちゃで遊ぶ子どもの様子が見守りやすく、自然光の入る明るい空間になっています。フリースペースの先には、寝室とつながるウォークスルークローゼットを配置。ボックスのサイズに合わせた設計で、天井いっぱいまで収納できるようにしました。またリビングと寝室の外窓を開ければ風の流れが生まれるため、湿気のこもらない家づくりにも一役買っています。
リビングのテレビボードやダイニングのオープン棚などの収納は、すべて造りつけに。置き家具が少なく部屋がすっきりすることに加え、地震による落下や転倒の心配も軽減しています。
室内窓やキッチンの装飾などは予算をかけて好きなものをセレクト。一方、照明の数や位置、アクセントクロスなどは建築士に「お任せ」したのだそう。
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棚の高さやコンセントの位置など細かいところまで考え抜いたテレビボード。コストを抑えつつも希望通りのデザインが叶いました。
ロボット掃除機の収納場所もしっかり確保。フラット床＆回遊式の間取りで、日々の掃除をスムーズに。
シックなクロスをアクセントにした寝室。家具は置かず、すぐ横のクローゼットにまとめて収納しています。
足元に置く収納ボックスに合わせて棚の位置を決めました。
ものが多くなりがちな玄関はオープン収納と扉付き収納を使い分けて。
リビング、キッチンの2方向から出入りできる洗面脱衣室。
小さなスペースだからこそ、パンダ柄のクロスで遊び心を。
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リノベりす編集部コメント
リビングからフリースペース、クローゼット、寝室までつながり、風が気持ちよく抜けるようになっていますね。大きな室内窓を設けているので、どこに居ても明るく開放感があると思います。フリースペースは子ども部屋として、どんどん進化していきそうですね。