収納不足を解消し、3か所にワークスペースを設けたマンションリノベ。小上がりやガラス戸で広がりを
インテリックス空間設計 (設計・施工)
圧迫感のないリビングのオープン収納。一目で収納物が分かるので、活用されないものが生じにくいメリットもあります。一角にはみんなが使えるデスクを組み込みました。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
収納棚は場所を取らず取り出しやすいカーテンで仕切る
数年前から収納の少なさが気になり始めていたというHさん。家族みんなが在宅勤務やリモート授業になったのをきっかけに、リノベーションに踏み切りました。
既存の間取りはファミリータイプの3LDK。LDKの配置はそのまま活かし、隣の和室を小上がりの寝室とウォークインクローゼットに変更しました。小上がりの下には子どもの作品や季節外の衣類を収納。窓に面したウォークインクローゼットにはあえて扉を付けず、スペースを有効活用しながらカーテンで日焼けやほこりを防いでいます。
寝室には天井までの高さをフルに使った棚収納も設置。ロールスクリーンを扉代わりにして、普段はオープンに使っています。
収納力抜群の寝室はLDKからひと続きのフローリング仕上げ。ソファを置いてシアタールームとしても使うことも可能。間仕切りをガラス戸にすることで、リビングダイニングの開放感がグンと高まりました。
家の個性が感じられる、小上がりのある玄関ホール
「仕事に勉強にと、一人にひとつはデスクが必要と感じました」とHさん。リビングダイニング、寝室、玄関の小上がりの3か所にワークスペースをつくり、それぞれが程よい距離感で作業ができるようにしました。
玄関の小上がりは畳敷きで、ワークスペースのほか、ロールスクリーンで囲むと独立した客間に早変わり。家に一歩入れば、小上がりを含めた玄関ホールが広がり、ガラス戸を通して屋外の景色まで見通せます。また、将来は小上がりを取り払って広い土間にしたり、壁を立てて個室として使ったりと、フレキシブルに使える仕様に。現在は子どもが友達と一緒に、小上がりをステージに見立てて演劇ごっこを楽しんでいるそうです。
土間と廊下、小上がりが一体となった玄関ホール。玄関にゆとりがあると、家全体も広く感じられます。小上がりの下には、季節家電や雛人形を収納してすっきりと。
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LDKの広さは変えていませんが、ガラス戸の効果で明るく開放的に。
「リビングの可動棚は収納としても飾り棚としても自由に使えるところが魅力」とHさん。
スタイリッシュな対面式のオープンキッチン。椅子を並べて軽い食事をすることも。
玄関土間と廊下は妻が選んだグレーのフロアタイルで一体化。
室内窓を設けた子ども部屋。隣のパントリーの入口はクローゼットに変更できるよう下地を入れています。
窓を取り込んだことで、明るくなった玄関ホール。玄関ドアからは見えない位置に、オープン棚をつくりました。
セカンドリビング、ワークスペース、客間とさまざまに使える玄関ホール。ハンモックでお昼寝も楽しめます。
片隅にはデスクを造作し、集中できるワークスペースに。
ウォークインクローゼットの中には妻のワークスペースが。
洗面室の収納スペースも使いやすくなりました。
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リノベりす編集部コメント
収納を増やしつつ、家族全員のワークスペースもしっかり確保されています。玄関ホールに小上がりやガラス戸があることで、家に入った途端に明るくて広々とした印象を受けますね。