10年後20年後を見据えたリノベを。長年イメージしてきたプランを実現した住まい
インテリックス空間設計 (設計・施工)
一冊のスクラップブックからはじまったリノベーション。一番気に入っていたモールテックスのキッチンがLDKの主役です。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
憧れのモールテックスキッチンを取り入れた住まい
いつかは中古マンションを購入してリノベーションをしようと考えていたHさん。「何十年も暮らす家なら好きなようにしたい」と思い、以前から気になる事例を集めていました。物件の契約前からインテリックス空間設計を訪れ、この家で何ができるかということを具体的に相談していたのだそう。その際、Hさんがどうしたいのかを丁寧にヒアリングしてくれたことが「安心してお任せできる」という信頼に繋がり、リノベーションを依頼することを決意しました。
無機質でシンプルなインテリアが好みだというHさんが見てきた事例の中で一番気に入っていたのも、インテリックス空間設計が手がけたモールテックスのキッチン事例だったとか。リノベーションではそのキッチンを元にシャープなデザインを再現。「コストは少々かかりましたが、かっこいい上にお手入れも楽なので気に入っています」と大満足なキッチンに仕上がりました。
シンクはスッキリとした四角いステンレスに。水栓のデザインにもこだわりました。
モールテックスはモルタルのような質感で仕上げ、シンプルながらインパクトのあるキッチンに。
20年先の生活まで考えたプラン
「例えば20年後、仮住まいが必要になるようなフルリノベーションをするエネルギーはもうないと思うから」そんな思いから将来の生活まで考えたプランを採用。いつか個室を増やしたいと思ったとき、リビングダイニングの間に壁をつくれるように、照明のスイッチとTVのアンテナを2カ所に設置しました。
収納にも将来を見越した工夫を考えたHさん。「家具をこれ以上増やしたくない」と収納は1カ所にまとめ、大きなウォークスルークローゼットを設置。服だけでなく本棚まで収まるほどのクローゼットには、将来実家からやってくる予定の着物を入れる桐箪笥が入るスペースも確保。最小限の労力で将来の変化にも対応できるような住まいになっています。
洋室を取り込んでリビングダイニングを広くしていますが、いずれ部屋を区切りたい時のために両方の部屋に照明スイッチとTVアンテナを設置しています。
LDKからも寝室からも出入りできるウォークスルークローゼットには、本棚も収納して部屋をスッキリさせています。
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床は埃や髪の毛が目立たないような色合いをチョイス。家具はリノベーションを行う前提で選んできたというだけあって、部屋の雰囲気に馴染んでいます。
LDKから直接アクセスできるウォークスルークローゼットに収納を集約。そのまま寝室につながるので動線としても便利に。
唯一、購入したというキッチン下のキャビネットは、まるで造作したかのようにぴったりと納まっています。
掃除機をしまう場所に専用のコンセントを設置。コードレス掃除機を充電しながら収納できます。
洗面所のタイルは汚れが目立たないように目地をグレーに。掃除しやすさにも配慮しています。
機能面ばかり気にしていたHさんに建築士さんがトイレのライトに遊び心を入れることを提案。真鍮のライトにインスピレーションを受け、ペーパーホルダーやタオルハンガーもデザイン性のあるものをチョイス。
玄関はグレーのフロアタイルと白い壁天井でシンプルに。廊下を少し短くして収納と玄関を広げています。
MATERIAL
壁：タイル（洗面室）
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リノベりす編集部コメント
ずっとリノベーションをすることを考えて統一感のある家具選びをしていたとは驚きです。そのおかげで全体がまとまりのある空間になりました。リビングと寝室両方から出入りできるウォークスルークローゼットは使いやすそうですね。