アートコレクションが彩る、シングル仕様のスタイリッシュリノベ
インテリックス空間設計 (設計・施工)
ブルーの大判タイルが印象的なリビングダイニング。照明に調光機能をもたせ、部屋の雰囲気をワンランクアップ。大切にしてきたエゴン・シーレに囲まれ、至福の時間を過ごしています。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
自身の時間をたっぷり楽しめるように
通勤にもっと便利な場所に暮らしたい、と住み替えを検討していたSさん。思いがけず希望通りの物件に出合い、築17年のマンションを購入することに。コンクリートむき出しの壁などラフな雰囲気も好きでしたが、将来、賃貸に出すことも考え、スタンダードな内装をベースにリノベーションを決意。一方で家具やアートは自分らしい色付けをしていきました。
「人を招くような部屋ではなく、一人で映画を見たり音楽を聴いたり、ひたすら自分がリラックスできる空間にしたいと思いました」とSさん。濃淡が美しい木壁やシックなタイル壁を造りつけ、安らぎのある空間を演出しています。さらに大好きなエゴン・シーレのポスターや様々なアートを散りばめて、リラックス感を高めました。
ダイニングとキッチンの間仕切りは、天井までの板張り壁。効果的なライティングで、おうちギャラリーに。
暮らしやすいアイデアが詰まった1LDK
もとの間取りは、中央のサニタリーでLDKと寝室が分かれている1LDK。この間取りも購入の決め手のひとつだったというSさんは、既存の壁を生かしつつ、オンリーワンの住まいを実現しています。
LDKはキッチンをパーティションで仕切ったような広々としたワンルーム。仕切りの両側の開口から奥へと視線が伸び、広がりが感じられるようになっています。一方寝室は、壁一面に扉付きとオープンタイプの棚をプラスしたことで、こもり感のある空間に。また回遊できるキッチンスペースや浴室と洗面室のサイズアップで、水まわりの使い勝手も向上しました。随所にクローゼットや収納を追加するなど、散らかりにくい工夫もしています。
キッチン収納は天井までのアイランドウォールに変更。そこを中心に、回遊性のあるLDKに。
ゆとりのあった寝室には収納をプラス。ウィンドウトリートメントは、木の温もりを感じるブラックのウッドブラインドに。
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光の揺らめきで表情を変える、ブルーのタイル。スポットライトとグリーンを加えて部屋全体が落ち着いた雰囲気に。
シンプルなI型の壁付けキッチン。作業がしやすく、清潔に保てます。
収納の扉を大きなミラーにすることで、広がりと統一感を生み出しています。外出時の身だしなみチェックにも。
スペースを広げ、使い勝手が良くなったサニタリー。個性的なタイルをアクセントに。
家全体の雰囲気に合わせた色使いで、ホテルライクなトイレを演出しています。
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リノベりす編集部コメント
都会的で落ち着いた仕様のおひとりさまリノベーション。ゆっくりアートを眺めたり、本を読んだり、充実した時間が過ごせますよね。「自分がリラックスできる空間に」という希望を叶えて、家にいる時間が思わず長くなってしまいそうです。