家族6人がくらす63㎡。狭さをアイデアに変え、住み替えずに課題を解決したリノベーション
インテリックス空間設計 (設計・施工)
開放的でのびやかなLDK。キッチンの間仕切りをなくしてコンパクトな空間を広々使っています。窓辺にはゆったりとしたベンチと本棚を造りつけました。
DATA
間取り図
「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」
カプセルホテルのような4人姉妹のプライベート空間
「コンセプトは、6人家族のいい思い出が残る家の実現です」と、リノベーションの希望をリストアップしていったSさんファミリー。家族構成は、夫妻と小中学生になる4人の娘たち。子どもたちの勉強スペースが課題で、通学しやすいこの家が気に入っていることから、引っ越さずにリノベーションで解決することにしたのだそう。
「間取り図を切ってパズルのように組み合わせては、建築士さんにプロの視点で丁寧にアドバイスをもらうというやり取りを何度も重ねて、納得できるプランを考えていきました」なかには奇抜な提案もありましたが、子どもが独立した後も生活しやすいよう、シンプルな間取りを選びました。
リビングダイニングに隣接する大きな空間は、4台のロフトベッドが並ぶ子ども部屋。「子どもたちにパーソナルスペースをあげたいけれど、面積は限られているので、カプセルホテルのように立体にするしかないと思い、縦の空間を活用することにしました」と夫。ひと部屋を4人で共用しつつ、1人ずつのプライベート空間も確保しています。
窓辺のベンチと本棚がリビングの主役
独立していた対面キッチンは間仕切りを取り払い、壁付けのオープンスタイルに変更。一番下の子どもが小学生になったので、見守りよりもLDKの広さを重視しました。リビングダイニングの窓辺には、広々としたベンチと天井いっぱいの本棚を造作。ベンチ下にも本をたくさん収納し、家族が本を通して会話が弾むスペースになっています。
玄関はスペースを拡張し、洗面コーナーとフラットにつなげて、朝の身支度渋滞を解消。暗さが気になっていた玄関でしたが、広げた土間と寝室から自然光を呼び込み、明るく開放的な空間をつくりました。また質感を大切にしたフローリングは、見切り材を使わずに区切りなく敷き詰めることで、広さを強調しています。
4人姉妹の子ども部屋、オープンテイストのLDK、順番待ちが解消した玄関&洗面など、当初の希望をほぼ実現した新たな住まい。部屋の線引きを変え、縦空間を上手に活用することで、ソファやベッドも置けるようになりました。「なぜか以前より広くなったと感じます」と満足そうなSさんです。
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リノベりす編集部コメント
63㎡というコンパクトな住まいに、6人家族の生活スペースが上手に収まっています。シンプルな大空間にロフトベッドを並べた子ども部屋は、巣立ったあとも色々と活用できそうですね。玄関と洗面をつなげて広くするアイデアが秀逸です。