収納と使い勝手をとことん追求した料理好きのキッチンリノベーション
FILE(ファイル) (設計・施工)
DATA
自社工場でつくる家具やオリジナルキッチンなども人気。デザインや素材だけでなく思いも大切に空間をつくり上げる
誰にでも使いやすく、分かりやすいキッチンに
レシピブックの試作から撮影まで自宅で行うので、食器やカトラリー、鍋などの調理器具をたくさん持っていたKさん。それらを「すっきり隠して収納したい」と、キッチンのリノベーションを決意しました。友人がキッチンに立つことも多いため、「どこに何があるか誰もが把握できる」収納をめざしました。
キッチン本体や壁面収納は、ものが見やすく探しやすい引き出しタイプに。盛り付ける時の動線を考えて食器やカトラリーの収納場所をつくり、重くてかさばる調理器具はカウンター下のスライド式の棚にまとめて収めています。
光が美しく映える、北欧スタイル
もともと広さのあるキッチンですが、余裕をもった収納にするためにスペースを隅々まで有効活用。10cmしか奥行きがとれなかった収納にはグラス類を並べ、形や大きさがそれぞれ異なるトレー類は冷蔵庫横の壁収納に立てて入れました。またコーナー下はあえて奥行きを狭くつくり、レシピブックを収納しています。
クラシックな白いキッチン扉は、既存のドアに合わせて選んだもの。今回リノベーションをしなかった部分ともしっくり馴染み、部屋全体が美しくまとまっています。キッチンカウンターにはハイスツールを合わせてモダンな雰囲気をプラス。ダイニングチェアや天板とともに、黒色がシンプルな空間にメリハリをつけています。
リノベりす編集部コメント
取り出しやすくしまいやすい収納で、料理の仕事がはかどりそうですね。スペースをフルに使うことで収納量もアップしたと思います。もとのドアに合わせて色調を統一しているので、モダンですっきりした印象です。