パリのアパルトマンのような洗練されたインテリア。モールディングが彩るマンションリノベーション
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自社工場でつくる家具やオリジナルキッチンなども人気。デザインや素材だけでなく思いも大切に空間をつくり上げる
ひと続きにしたLDKは物を隠してすっきり感を出す
5人家族のKさんが暮らしているのは、もともとセカンドハウスとして購入した築5年のマンション。築年数の浅い建物でしたが、「家族の将来のため、より心地よく過ごせるようにしたい」と、フルリノベーションに踏み切りました。
まず洋室やキッチンの壁を取り払い、ひとつの空間にリビング、ダイニング、キッチンをレイアウト。やや手狭に感じていたリビングも、開放感あふれる空間に生まれ変わっています。フラットカウンターのオープンキッチンは、隠す収納ですっきりと。リビングから見えない位置に収納スペースを確保し、生活感の出やすい家電製品をまとめて設置。ダイニングに設置した上下に分かれたカッブボードには、家族5人分の食器やカトラリー類を使い勝手よく収納しています。
ヨーロッパの香り漂う、エレガントなインテリア
家づくりの際に掲げたテーマは「パリのアパルトマン」。床、壁、天井など住まいを構成する内装材には、白とグレージュをベースカラーとして使い、シンプルなデザインのモールディングを施しました。
キッチン本体と作業カウンターの間には、モールディングの腰壁を設置。キッチンや収納、室内ドアも装飾性の高いものを選び、統一感のある空間をつくりました。
細部にまでこだわることで、住まい全体にエレガントなヨーロッパの雰囲気を演出しています。
リノベりす編集部コメント
モールディングと色数を抑えたインテリアが海外の雰囲気を醸していますね。デザイナーの照明やオリジナル家具には、美しいデザインだけでなく時が経っても色褪せない価値があり、格調高い空間になっています。