酒店から終の棲家へ持ちビルの1階をリノベーション。オフィス併設＆家事ラクの工夫で暮らしやすく
One's Life Home (施工)
店舗だった道路側のスペースをオフィスとLDKに。床は重厚感のあるブラックウォールナット。玄関との間仕切りは、ルーバーとヘリンボーン柄の板張りを組み合わせています。
DATA
建築家とつくるオンリーワンのデザインを、物件探しからワンストップで
提案力と早いレスポンスがリノベ会社の決め手に
所有する地上6階建てのビルの1階で酒店を営んでいたSさん。ビルの前面道路の拡張工事が行われることになり、酒店としての広さを確保することができなくなったため、住居としてリノベーションすることにしました。
それまで住んでいた中古で購入したマンションは、20年近く経ち古さと狭さが気になってきていたため、持ちビルへの引っ越し考えた夫妻。リノベーション会社を探してくれるサービスで4社の紹介を受け、その中からOne's Life Homeを選択しました。決め手は自分たちの希望をしっかり把握しつつ色々な提案をしてくれたこと。そして何よりレスポンスが早かったことも信頼につながりました。
オフィスには大きな窓をつくり、明るく風通しのよい空間に。廊下や奥の部屋にも光が届くよう、ガラス入りの引き戸や室内窓を採用しています。
家事が効率よくはかどる工夫をプラス
縦長の空間は躯体以外をすべて取り去ってスケルトンに。道路側からオフィス、LDK、浴室などの水まわり、そして一番奥に夫妻それぞれの寝室を配置しました。
ベランダなど屋外に洗濯物を干す場所がないため、洗面室にはランドリールームを併設。キッチンには、背面の引き出しカウンターや独立タイプのパントリーをつくりました。
また、LDKにも壁いっぱいを使って扉付きの物入れを設け、日用品をすっきり収納できるように。
くつろぎの場はもとより、家事の環境も整えることで、ストレスのない、住み心地のよい家になりました。 家具はあえてブランドやテイストの異なるものをセレクト。好きなものをひとつずつ集めて、自分スタイルの住まいをつくり上げています。
来客時や道路からの視線が気になるときはルーバーを閉じて使用。壁一面の収納もデザインを揃えました。
住まいの玄関にはオフィスにつながるドアも設置。
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腰壁にモールディングを施した対面キッチン。ブルーのモザイクタイルが目を引きます。
背面収納は奥行きを浅めに設計し、奥のものも取り出しやすく。その分、通路幅を広くとりました。
キッチンの裏にあるパントリー。使う場所と収納する場所が近く、家事動線もスムーズ。
大きな格子窓から自然光が差し込むオフィス。内装にもこだわって、落ち着いて過ごせるスペースに。
オフィスに来るゲストをブルーの木製ドアがお出迎え。
道路から離れた場所が夫妻それぞれの寝室。好きな内装材や家具で彩りました。
室内窓で間仕切りことでお互いの様子が分かり、窓の少ない夫の部屋にも光がたっぷり届きます。
洗面室・脱衣室・ランドリールームを一体化。
浴室にもランドリーパイプを設置しました。
ブルーの壁で奥行きを感じさせるトイレ空間。
MATERIAL
床：ブラックウォールナット挽板フローリング
壁：クロス、ウッドパネル
天井：クロス
INSTRUMENTS
キッチン：ウッドワン（コンロ：リンナイ、レンジフード：FUJIOH、水栓・シンク：KOHLER）
ユニットバス：LIXIL
洗面カウンター：ウッドワン
トイレ：TOTO
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リノベりす編集部コメント
もと酒店の縦長の空間が、明るい住まいに生まれ変わっています。道路側からオフィス、LDK、水まわり、寝室という部屋の並びも暮らしやすそうです。