ミリ単位でのこだわり空間を有効活用。築古15坪・狭小住宅に性能を備えた安心リノベ
フレッシュハウス (設計・施工)
DATA
間取り図
確実に重ね続けたリフォーム実績をもとに、住まいにもっとも大切な要素を取り入れる。
基礎から補強。長く安心して暮らせる住まいへ
駅から近く立地の良い場所にある実家を、父から受け継いで住むことにした施主夫妻。築50年15坪と古くて狭いうえに、建て替えができない土地形状だったため、建物はスケルトンにして基礎から補強することに。耐震改修と断熱を施し、快適で安心な家へ生まれ変わりました。
間取りの変更に伴い、1階の梁と天井を上げたことで、縦方向にも空間の広がりを感じられるようになりました。床は無垢材を採用して、直に座っても気持ち良く過ごせるように。ソファを置かないことでスペースの自由度を上げ、9畳ほどのスペースでも家族3人がゆったりとくつろげるアイデアです。
「娘も前より早く帰ってくるようになりました」と施主。家族団らんの時間が増える、居心地のよい住まいになっています。
収納にこだわり、限られたスペースを有効活用
施主の要望は、「1階に水まわりを集約することと、LDKをなるべく広く取ること」。狭小という限られたスペースを、いかに有効活用するかが大きな課題となりました。
そのため、収納や造作家具など、ミリ単位で調整を繰り返しながらプランニング。デッドスペースとなる階段下に洗面室を配置し、洗濯機置き場と衣類などを片づけられる大きな収納を確保しています。
壁付けのキッチンは、リビングからの視線を考慮して、家電用の収納とオートムーブ吊戸を追加。リビングが広くなるだけでなく、調理をする場所も十分に取れるよう工夫されています。
水まわりはリビングを囲うように配置したことで、形の整った広いLDKを実現。さらにスペースに無駄が出ないよう、TVボードは出幅を抑え、ダイニングテーブル上には扉付きの収納を設置しました。細部にまでこだわった造作プランニングにより、余すことなくスペースを活用しています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:無垢材
壁:アクセントクロス(階段、寝室)
リノベりす編集部コメント
狭小住宅でもある実家をリノベーションするにあたり、空間をできる限り有効活用できるようなこだわりが感じられます。水まわりもスペースを無駄にすることなく配置されており、リビングを広くできるだけではなく、家事効率も上がる住まいに生まれ変わりました。