無垢材と漆喰を使った、自然素材に包まれた大人のリノベーション
フレッシュハウス (設計・施工)
チーク無垢材の床と漆喰の壁で空気も爽やかなLDK。フルオープンのペニンシュラキッチンで夫婦の会話も弾みます。
DATA
間取り図
確実に重ね続けたリフォーム実績をもとに、住まいにもっとも大切な要素を取り入れる。
シンプルで暮らしやすい住まいへ
転勤が多かったため持ち家を賃貸に出していた夫妻。その賃貸物件が空くことになったタイミングでメンテナンスも兼ねて全面リノベーションをし、移り住むことにしました。
「和室をなくしてリビングを広くしたい。シンプルで暮らしやすく、落ち着いた住まいに」という夫妻の要望を叶えるべく、大きな間取り変更はせず、元あった和室を取り込んで広々とした暮らしやすい生活空間を確保。LDKの床は全面無垢材、天井と壁は漆喰を採用して温かみのある空間を演出しています。キッチンの腰壁にも床と同じチークを張り、木の風合いに包まれた目にも身体にも優しい住まいに生まれ変わりました。
約16畳もある広々したLDK。それぞれ別の部屋にあった掃き出し窓も、ひとつの空間になったことで景色がつながり、視線も開放的に広がるように。
ペニンシュラキッチンで一体感を得られるLDK
小さな開口でリビングダイニングとつながっていたキッチンは、ペニンシュラ型のオープンタイプへ変更。リビングダイニングと一体感が生まれ、見通しのいい明るい空間になっています。キッチン収納は背面にオープンの収納棚を設置し、取り出しやすさと仕舞いやすさに配慮しました。収納スペースが少なくなってしまった分は、ダイニング側に食器棚を造作することで解消。
「キッチンまわりの収納はとても使いやすく家事の負担が減りました」と妻。
食器棚の並びにはワークスペースも造作して、リモートワークをしたり読書をしたり、お茶を楽しんだりできる場所に。上部にはオープン棚と扉付きの収納を設け、ナチュラルで落ち着いた部屋の雰囲気を損なわない工夫がされています。
収納はほとんど造作にしたため、新たに購入した家具はダイニングテーブルだけ。ブルーグレーのタイルとネイビーのリビングドアがナチュラルな空間を一層引き立てています。
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段差のないバリアフリーの住まいにして、長く安心して暮らせるように。押し入れはクローゼットに変更し、使いやすいリビング収納になりました。
キッチンの位置は変更せずオープンタイプへ変更。自然光が届く気持ちの良いスペースに。壁の一部にはお気に入りのタイルを張って。
1.3mと2人並んでも余裕のある広い洗面台。ボーダータイルを張り洗練された印象に仕上げました。
必要なものだけを追加したシンプルなトイレ空間。ちょっとした小物が置ける棚をペーパーホルダーの上に作りつけました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：チーク（LDK）
壁：漆喰（LDK）、タイル（キッチン、洗面室）
天井：漆喰（LDK）
INSTRUMENTS
キッチン収納：造作
食器棚：造作
ワーキングスペース：造作
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リノベりす編集部コメント
大きな間取り変更をしなかった分、内装に予算をかけ、自然素材をふんだんに使用したナチュラルで上質な空間に生まれ変わりました。家で過ごすことが増えている昨今は、シンプルで落ち着いた部屋は居心地が良さそう。ワーキングスペースもさまざまな用途に使いやすそうですね。