撤去できない柱や筋交いをデザインに活かす。オープンキッチンが主役の戸建てリノベーション
ひかリノベ (設計・施工)
DATA
間取り図
物件・設計・施工管理のワンストップサービスと、その後もつづく安心を。
ダイニング一体のキッチンを暮らしの中心に
閑静な住宅街に建つ、2階建ての一軒家。こちらに暮らすNさんファミリーは、暮らしのメインとなるLDKを快適にしようと1階部分をリノベーションすることにしました。
設計・施工は、戸建てリノベに定評のある、ひかリノベに依頼。間取りは壁や扉を取り払い、ワンルームのLDKに変更しました。LDKの中心につくったオープンキッチンは、ダイニングテーブルと一体に。アイランド型にしたことで、子どもが手伝うのもスムーズになり、調理中の会話も弾みます。
キッチンの前にある柱は構造上取り壊せなかったのですが、「構造計算を行い、位置をずらしました」とひかリノベの担当者。柱をキッチンの腰壁と一つにまとめ、さらに濃いグレーで塗装することで、モダンなインテリアの中に上手に溶け込ませています。
ワークスペースは独立性を高めつつ、室内窓で抜け感も
キッチンの室内窓の向こうは、ワークスペースに。壁をなくし、ひと続きにする提案もありましたが、撤去できない筋交いのところから、あえて空間を区切ることにしました。筋交いは上半分を現しにし、室内窓のデザインの一部として利用。室内窓を一般的なサイズより大きくつくり、表面にはゆらぎのあるレトロなガラスを取り付けています。
また以前は2階にしかなかった洗面所を、1階の玄関から続くリビングドアの近くに新設し、帰宅後すぐに手を洗ったりうがいをしたりする動線をしっかり確保。さらにLDKと階段の間に天井までのガラス扉を設けることで、1階の冷暖房が2階に逃げないようにするなど、戸建てならではの悩みもすっきり解消しています。
MATERIAL
床:ユーロプラスト/玄関土間
リノベりす編集部コメント
マンションより自由度が高い戸建てリノベですが、耐震性の確保は必要不可欠ですよね。そのために残した柱や筋交いがデザインとしても活きていて、カッコいい空間に仕上がっています。