シームレスにつながるメゾネットマンション。ミッドセンチュリー家具が彩るスケルトンリノベ
HOUSETRAD(ハウストラッド) (設計・施工)
DATA
ひとりひとりのスタイルに合わせた機能性に、 独自のアイデアを盛り込んだモノづくりを目指す
素材、色、ディテールにこだわり、理想のインテリアに
集合住宅ながら戸建てのような雰囲気を味わえる、築25年のメゾネットマンションを購入したEさん夫妻。
「かねてより新築マンションの間取りはありきたりでつまらないと感じていました。以来メゾネットに絞りこんで物件探しをしていたんです」。
リビングの壁一面には表情豊かな天然石をセレクト。そこに取り付けたラタン扉の造作テレビ台やハーマンミラーのモビールが、モダンでレトロなスタイルを印象付けています。
開放的な間取りに、リラックスポイントをつくる
間取りは、吹き抜けのある1階とトップライトやルーフテラスがある2階という構造だけを残し、開放的に一新。吹き抜けに面した2階の壁はすべて取り払い、腰の高さの本棚を手すり代わりに設けています。
玄関の三和土を広めにとって、土間からLDKに入る動線のほか、ガラス張りのウォークインクローゼットを経由する動線も用意。ぐるっと回遊できることで、さらに広がりを感じられるようになりました。
そんななか天井の高低差や床の素材を変えることで、メリハリのあるゾーニングに。エリアごとに気分が変わり、家族は自分の好きなところで思いおもいにリラックスしています。
「階段のニッチに好きな写真家の作品を飾ったり、浴室でルーフテラス越しの日差しを楽しんだり。夜はリビングを間接照明にしてソファで過ごします。フロアやコーナーごとに心地よさを生み出す仕掛けがある住まいになったと感じています」
リノベりす編集部コメント
2層に分かれたメゾネットマンションですが、壁がほとんどないので、ワンルームのようなつながりを感じます。ヴィンテージ感のある造作家具やリブと大理石のキッチンが醸し出す、ミッドセンチュリーの雰囲気が魅力的ですね。