4戸を1戸にスケルトンリノベーション。家具と素材が調和したミッドセンチュリースタイル
HOUSETRAD(ハウストラッド) (設計・施工)
DATA
ひとりひとりのスタイルに合わせた機能性に、 独自のアイデアを盛り込んだモノづくりを目指す
ランダムな石を壁に張ったリビングダイニング
築50年超のヴィンテージマンションの4つの住戸をスケルトンにしてつなぎ、210㎡の広々とした住まいをつくりました。
かつてアメリカで暮らしていた施主は、ミッドセンチュリーの世界観が好きで、その時代の名作家具を長年愛用。リノベーションでは、それらと調和するインテリアをめざして内装材や建具を選んでいきました。
こだわりの中に、自分たちの遊び心をプラス
ダイニングとキッチンの間には、シナベニヤの壁を造作。内側にはチョコレート色のタイルを張り、ちょっとレトロな雰囲気に仕立てています。
「1つ1つ吟味して石積みにした壁やキッチン周りのPタイルなど、壁や床はこだわってつくりこんでもらいました」と施主。
一方キッチンは、扉に有孔ボードを張りつけて、自分たちで取っ手を古い時代のものに替えるなど遊び心を加えているのだそう。
ダイニングから続くリビングは、シンプルなつくりで明るく開放的に。大きな窓から差し込む柔らかい自然光が部屋全体を包み込んでいます。
「オーディオ前のソファや日当たりがいい特等席の窓辺のカウンターベンチ。あちこちに気持ちいい居場所がある住まいになりました」
MATERIAL
床:カーペット、Pタイル
壁:石材
天井:躯体現し
リノベりす編集部コメント
ミッドセンチュリーの家具とラフな素材が洗練された住まいをつくり上げています。壁に石やシナベニヤを使うことで、部屋にメリハリが生まれていると思います。4戸分を1戸につなげた空間は、平屋のような開放感がありますね。