ライフスタイルをもとに収納をプラン。鉄骨造の戸建てリノベーション
錬(れん) (設計・施工)
爽やかな風を感じられるリビングのデスクコーナー。日常使いの細々としたものはカウンター下にまとめて収納し、清潔感のある空間に。
DATA
間取り図
色あせないモノづくりと、新たな価値を生み出すチカラは匠の業
イメージした無駄のない間取りで、自分たちらしい家を実現
鉄骨造の中古一戸建てを購入したUさん。3階建ての空間を無駄なく活かして、家族4人が気持ちよく暮らせる住まいにリノベーションすることに。
希望したのは、生活動線に即した収納をたっぷり設けること。広い玄関にはあえて壁を立て、靴のまま出入りできるシューズクローゼットを配置。玄関たたきとホールの2方向から使える便利な動線もつくっています。2階にあったトイレは3階に移動し、そのスペースを通り抜けられるパントリーに変更。階段を上がってキッチンに直接行ける裏動線なので、荷物の運び込みもスムーズです。また斜線制限の影響で天井が低い3階の一部分は、大容量のウォークインクローゼットに生まれ変わりました。
右手のドアはパントリーの入り口。リビングダイニングを通らなくてもキッチンに入れます。
土間から直接行けるシューズクローゼット。家族専用の出入口でもあるため玄関がいつもすっきり。
コストバランスをとりながら憧れのインテリアに
メインの床は断熱・調湿効果のある無垢フローリング、リビングの天井仕上げには羽目板を使用。手すり壁は取り払い、インダストリアルなスチール手すりを造りつけました。一方、個室にはメンテナンス性のよい塩ビ素材のフロアタイルを張り、階段は既存に重ね張りする工法を採用するなど、「予算を抑えつつデザイン性を高めたい」というリクエストも叶えています。
不足していた断熱や防音の対策として、リビングダイニングの窓にはインナーサッシを設置。
また手元のスマホで照明を操作できるようリンクスイッチを取り付けるなど利便性も高めています。
不揃いの木目が印象的な無垢フローリングは経年変化も楽しみな逸品。
装飾を省いた直線的なラインの手すり。自然素材あふれる空間のぴりっとしたアクセントに。
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リビングのデスクコーナーは板張り天井に。ナチュラル感を出しつつ、一部分だけにすることでコストダウンも。
ほっと息を抜けるような、カフェスタイルのダイニング。
リフォーム階段（既存の階段に部材を張るだけのもの）を採用し、低コストで見違えるような空間に。
家族もゲストも気持よく使えるよう美しく整えた玄関。
MATERIAL
床：無垢フローリング（LD、ホール）、フロアタイル（個室）
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リノベりす編集部コメント
各フロアそれぞれに適切な収納を設けて、住み心地のよい家に生まれ変わっています。しっかり生活動線が考えられているので生活が豊かになりますね。シンプルなナチュラルスタイルにスチールや黒いフレームがクールさを添えています。