燦々と光が注ぎ込むアメリカンな古民家スタイル
空間社 (設計・施工)
DATA
間取り図
サーフィン好きのご主人と、浜辺でお昼寝をして休日を過ごすご夫婦は、元々住んでいた湘南エリアで物件を探され、リノベーションからのご相談を頂いた。間取りのご要望は間仕切りのいらない、気配の感じられる広々なワンルーム。
流行のインテリアにはとらわれず、どちらかというと「ダサかわいい」がキーワードとなって仕様を検討した。基本的に全てのものを白色に統一し、家具や食器・インテリアで色を足すことに拘った。昨今流行しているようなステンレス素材や鉄素材のようにシャープなもの、無骨なものやきれいすぎる商品は受け入れないといった凝り性のご主人の積み重ねてきた知識と一貫した好きなものが取り込まれている。
予てからソファやリビングボードは、スタンダードトレードのものと決めていた。ぶれないご夫婦のセンスがまとまりのある素敵な空間をつくりつつ、それぞれの音や匂い・気配の感じられる暖かい空間になっている。器用なご主人によって今後どんなものが作られていって、それがどんなインテリアのアクセントになるのか変化が楽しみなお家だ。
細部まで徹底したこだわりのレトロな演出
キッチンは扉と扉の間に敢えて隙間があるような作りや、白いシンプルなタイル天板を採用しレトロ感を強調するべく造作キッチンとした。いかにダサいレンジフードを選ぶかで多いに盛り上がったのが思い出深い。
間仕切りがないためドアの数も少ないが、洗面・トイレのドアには昔の賃貸住宅や勝手口に使われるドアを採用。メーカー担当者もこのドアを室内に?!と驚くほど珍しい。明かり窓やガラリの作りが昨今には珍しく、色もアイボリーにすることでよりレトロ感を出し空間に馴染んだ。
★リノベりすコメント★三面窓から陽の光が注ぎ込む広々としたお部屋には、ぬくもりがありシンプルで佇まいの美しい建具や家具に拘り、長く大切に暮らしたくなる快適な空間に仕上がっている。
【設計・施工 株式会社 空間社】「デザイン」「実用性」「コスト」を重視し、設計から施工まで一貫して手掛けるこの会社のプロフィールページを見る
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