家族が増えても大丈夫！変化に対応する柔軟な住まいをめざしたマンションリノベ
空間社 (設計・施工)
ハンモックが優しく揺れる明るいリビング。中央には家族が集まるオーダーメイドのダイニングテーブルを配しました。
DATA
間取り図
「小さいからやれること」を大切に、てまひまかけた家づくり
家族の変化を想定した、柔軟な間取り
物件探しから空間社に依頼したIさんが出会ったのは、前オーナーによるリノベーションが施された住まいでした。雰囲気は悪くありませんでしたが、この先の住まい方や、デザイナーをしているIさん夫妻の好きなインテリアにそわせて、さらに改修をすることにしました。
プランニング中は三人家族だったIさん。将来子どもが増えた時のことも考えて、追加工事で間取り変更できる設計を採用しました。大きな間取り変更はしていませんが、今は家族の寝室として使用している部屋の中央に壁を追加できるよう下地を仕込み、子供たちが個室を欲しがった時には2つの子ども部屋に変更できるように。キッチン横の黒板壁は、新しくできる子ども部屋のドアとして使用するための開口を隠すアイデアです。壁を取ってLDKとつなげた畳スペースは将来的に夫妻の寝室として考えています。
LDK左の室内窓は主寝室につながっています。奥の黒板は、将来主寝室を子ども部屋にした際にはドアになる予定。
LDKからつながる畳スペースは、子どもが遊んだり勉強したりできるマルチな空間。将来は夫婦の寝室として使うことを想定しています。
古材やタイル、厳選した素材にグリーンが映えるボタニカルライフ
古材を張った引き戸や、キッチンカウンターのインテリアラーチ、ミントグリーンが綺麗なタイルなど、さまざまな素材や色で仕上げた住まい。そんな表情豊かな空間に、Iさんは大好きな植物で彩りを添えました。
ハンモックの揺れるLDKには、アンティークな雰囲気のある小ぶりな真鍮のペンダントライトと、ライティングレールを活用したハンギングテラリウムが美しく並び、フォーカルポイントに。
また、ネイビーやグレーなど海外の住まいを彷彿とさせるアクセントクロスをバランスよく取り入れ、あちこちに飾られた植物を引き立てています。
LDKに面したキッチンカウンターは、腰壁にインテリアラーチを使用して造作。
造作のカウンターには、無印良品のオークキャビネットを組み込み、工事費をコストダウンしました。
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キッチンはサンワカンパニーのシステムキッチンを採用。壁はミントグリーンの平田タイルで華やかに。
室内窓の左側には、将来ふたつの子ども部屋として仕切ったときのためにドア枠を仕込んでいます。LDK側からは現在黒板となっています。
家族の靴を収納しているオープンの可動棚は、杉古材で造作しました。
洗面室の壁タイルは、名古屋モザイクとヘキサゴン柄をMIX。タモ集成材で造作した洗面カウンターに、実験用シンクを埋め込んでいます。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床材：プレイリーホームズ ナラ 120 ラスティック
壁紙：塗り壁
INSTRUMENTS
キッチン：サンワカンパニー
洗面ボール：TOTO
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リノベりす編集部コメント
家族のライフステージの変化を見越して、さまざまな工夫をあらかじめ備えた設計を採用したIさん。家族と住まい、両方の成長を楽しみながら過ごせる素敵な住まいとなりました。