築15年の持ち家マンションをリノベで理想の住まいに。選りすぐりのインテリアが彩る空間
空間社 (設計・施工)
もとは和室だったスペースをリビングに変更。押し入れはそのままクローゼットとして利用しています。オーク床とグレーに塗装された壁のマットな質感がシックな印象に。
DATA
間取り図
「小さいからやれること」を大切に、てまひまかけた家づくり
愛猫にも心地よい住まいを目指して
新築で購入してから15年暮らしたマンションを、リノベーションでもっと自分たち好みの住まいにしたいと考えていたTさん夫妻。リノベ会社を選んでいる際、雑誌で見た空間社の事例が好みのテイストだったことから相談に行ってみることに。会社の規模が大きすぎず、プランニングから引き渡しまでを同じスタッフが担当してくれる「専任制」に安心が持てたことで設計・施工を依頼することにしました。
大規模な間取り変更はせず、LDKに隣接していた和室をLDKに取り込んで広々とした空間に変更。愛猫との暮らしも楽しめるよう、壁にはキャットステップとキャットウォークを造作しました。空間社の事例を参考にしたというリビングドアには猫ドアも用意して扉が閉まっていても愛猫が自由に行き来できるように。猫の暮らしにも寄り添った住まいとなりました。
設計担当が猫の気持ちに寄り添ってデザインしたキャットステップはレイアウトにもこだわりが。
上品なブルーグレーのリビングドアにはフラップ式の猫ドアを設置しました。
大切なインテリアが映える空間に
インテリアが大好きでこだわりも強いTさん夫妻は、リノベーションにおいてもじっくりと時間をかけてプランを詰めていったのだとか。
薄いグレーで塗装したLDKの壁はどんな無垢材とも相性がよく、それぞれのよさを引き立てる存在に。部屋の印象に大きな影響を与えるフローリングは、マンションの規約上、遮音性のあるものを選ぶ必要がありましたが、オークの無塗装状態のものを取り寄せ、現場でグレー色艶消オイルを塗装することで、品の良いオリジナルフローリングになりました。
「◯◯風のインテリアとかじゃなくて、気に入った家具が自然と馴染むおさまりの良い空間が作れて良かったです」と話すTさん夫妻。 大好きなインテリアショップであるStandard Tradeの家具や照明を存分に楽しむことができる空間が生まれました。
キッチンの腰壁には床とは表情の異なる樹種を採用。大判の板に目透し(黒いライン)を入れてシャープな印象に仕上げています。
ワークスペースに置かれたデスクもStandard Tradeで購入。ブラケットライトが手元を明るく照らします。
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様々な木を取り入れる中、本棚のアイアンフレームやダイニングチェアの黒がビターなアクセントに。水平ラインが強調されてすっきりとした空間。
当初は白いホーローのキッチンに憧れていたそうですが、ショールームを回る内にこのデザインに落ち着いたのだそう。
リビング以外のドアはアイアン塗装のような重厚感のあるペンキで仕上げ雰囲気よく。
廊下はクラシックな雰囲気でまとめてリビングと趣を変えています。光に導かれるようにリビングへ。
個性的なデザインのミラーとヘリンボーン張りにしたタイルが印象的な洗面台。
トイレの位置はそのままに、設備を一新。ニッチを設けてお気に入りの雑貨を楽しむことができます。
玄関収納は既存の扉を交換して再利用。床はモールテックスで塗装しました。
キャットステップに座る愛猫。グッと暮らしやすくなった住まいに満足している様子です。
MATERIAL
床：オーク／グレー色艶消オイル（LDK）、モールテックス（玄関）
壁：塗装仕上げ（LDK）、タイル（洗面台）
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リノベりす編集部コメント
全体的にシンプルなデザインですが、色の組み合わせ方や素材の選び方にTさん夫妻のセンスのよさを感じました。