光と風を導き入れる室内窓で、心地よさを手に入れたリノベーション
空間社 (設計・施工)
大きな室内窓によって、家じゅうに光が行き渡り風が抜ける住まいに。窓下のオーク無垢材の床には、引き出し収納を兼ねた造作のベンチを置いています。
DATA
間取り図
「小さいからやれること」を大切に、てまひまかけた家づくり
子育てしやすいエリアで、自分たちらしいマイホームを
子どもが生まれたことを機に、子育てを自分好みのマイホームでしたいと思うようになったTさん夫妻。保育園に通いやすく、近所で、しかも予算内でという条件の下では、中古リノベがぴったりでした。程なくして採光と通風が十分なマンションを見つけ、プロの判断を仰ごうと、空間社に同行内覧を依頼。そのまま間取りを一新するフルリノベーションに踏み切りました。
太陽の光と風通しを家全体で味わうため、リビングと寝室の間には開閉できる大きな窓、そしてキッチン前には格子のFIX窓を設置。奥にもうひとつ空間がつながっている楽しさや、家族の声や気配がダイレクトに伝わる安心感を手に入れています。
光を通しつつ手元も隠したかったので、FIX窓の下の部分を摺りガラスに。壁の一部に窓を入れることで、空間に奥行きが生まれています。
優先したい動線から考えた、水まわりの配置
間取りで大事にしていたのは、暮らしやすい生活動線。自分たちの生活スタイルを振り返り、キッチン側とリビング側からアプローチできる洗面室をつくりました。この配置ならキッチンに立ちながら洗濯ができるので、家事をラクに同時進行。また忙しい朝の時間帯など、動線が重なってイライラすることもありません。
白い壁と木目で構成された明るい空間を、グレーやブルーのファブリックが引き締める、すっきりとした住まい。家のデザインには夫が積極的にかかわり、Instagramや雑誌、Pinterestを駆使してイメージを膨らませ、空間社のリノベ事例「a continue」も大いに参考にしたのだそう。家具のセレクトはもちろん、ベンチのクッションも夫自ら、PACIFIC FURNITURE SERVICEにオーダーしています。
キッチンと洗面所は水を使う場所なので、床材も揃えてつなぎました。
カラーを絞り込んだクールな空間。圧迫感のない低い家具を置いているので、空間がより広く感じられます。
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キッチンに並べて、コンパクトなダイニングコーナーをつくりました。
カウンターをシンク側とコンロ側に分けたⅡ列型キッチンは、収納もたっぷり。
アクセントにブルーグレーの壁を取り入れた、落ち着いた雰囲気のリビング。
リビングと室内窓でつながる寝室。木の床と窓枠でナチュラルな雰囲気に。
寝室には壁付けクローゼットに加え、大容量のウォークインクローゼットも。
ウォークインクローゼットの一角を使った書斎。仕事に集中できるスペースです。
2方向から出入りする洗面所も、木目にタイルを合わせたナチュラルスタイル。
子どもの作品と友人Yuta Okudaさんの作品をディスプレイした玄関ホール。
白い扉の廊下収納には、アウトドア用品やたくさんの靴をしまっています。
MATERIAL
床：無垢フローリング（オークユニ オイルクリア塗装/LDK、寝室）、フロアタイル（水まわり）
壁：ビニールクロス、タイル（水まわり）
INSTRUMENTS
キッチン：造作（ガスコンロ：パロマ、レンジフード：富士工業、食洗機：パナソニック）
浴室：タカラスタンダード
洗面台：造作（ボウル：セラトレーディング、水栓：KVK）
トイレ：パナソニック
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リノベりす編集部コメント
窓や2か所のバルコニーがあるので、もともと日当たりや風通しはよいですが、和室を撤去したり室内窓を設けたりすることで、さらに明るく開放的になっていますね。色や家具、素材感に統一感があり、洗練された空間です。