異素材ミックスが引き立つ白い空間。自分たちの好きなものを詰め込んだ実家リノベーション
nu(エヌ・ユー)リノベーション (設計・施工)


夫はスケートボードショップの店長と映像クリエーター、妻は美術大学出身で出版社勤務という、芸術家肌の夫妻。生後6か月の子ども、ラブラドールレトリーバーのポテトくんと一緒に、賑やかに暮らしています。
DATA
間取り図
住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに
素材がアクセントになるインテリアに
白い壁、白いドア、白い鉄骨階段。窓からの自然光がたっぷり入り込む明るく軽やかな空間をナラ材の床が引き締める、すっきりとしたYさんの住まいです。
「木、モールテックス、ステンレス、和紙、クリアなど、異素材をたくさん組み合わせたくて。ゴチャっとしているのに不思議と馴染んでいる、そんなNYの家のような空間をイメージしていました」と妻。nu(エヌ・ユー)リノベーションからは「シロ+」というコンセプトが提案され、白を基調とする空間の中に、こだわりの素材や意匠がアクセントになるようにデザインしていきました。8年前から暮らすこちらの住まいは、築20年になる夫の実家。床や壁の劣化が気になっていたところに、妻の妊娠が分かり、リノベーションを決めました。3階建て住宅ですが、今回はメインで使う1、2階のみ一新しています。
配置もデザインもこだわったオープンキッチン
LDKは壁や天井を白く塗装。部屋の大半を白で統一しつつ、白くなりすぎないよう、キッチンの腰壁にモールテックス、天板にセラミック、背面の壁にグリーンの大判タイルを使いました。壁のタイルは、ロエベのポップアップイベントで見て惚れ込んだ輸入ものと似ているものを国内に流通しているタイルから探し、見事に再現したもの。45cm角の大判を選び、目地はグレーで仕上げています。
「この暗緑色は織部(おりべ)色と言って、焼き物の織部焼に由来しています。モダンなのにどこかレトロ感もあって、長年楽しめそうです」
洗面台はガラスなどの様々な骨材を包める左官材「ビールストーン」に。ガラスブロックやエッグペイントなど個性的な内装材に加え、家具も素材の異なるものを新調し、美しくまとめました。
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ビフォー・アフター
MATERIAL
床:ナラ複合フローリング(LD、個室)、モールテックス(玄関、SIC、階段)、塩ビタイル(水まわり)
壁・天井:塗装(LDK、階段)、磁器質タイル(キッチン)、エッグペイント(洗面,
トイレ)、クロス
INSTRUMENTS
キッチン:造作
浴室:TOTO
2階洗面:造作
1階洗面:マルゼン
トイレ:TOTO、Panasonic
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リノベりす編集部コメント
内装や家具の素材が、白い空間に映えていますね。遊び心のあるデザインやカラフルなアイテムが調和し、インテリア雑誌で見る海外の家のような洗練された空間になっています。シンプルな内装だからこそ、自分たちらしい部屋づくりをこれからも楽しめそうです。