非日常感を演出したノイズレスな住まい。内的生活を変えるワンルームリノベーション
nu(エヌ・ユー)リノベーション (設計・施工)


生活感の出やすいキッチンは壁で囲んだ独立型に。視覚的なノイズを意識的に消すことで、統一感のあるインテリアを構築。モールテックスやコンクリートのグレーな空間に静謐な雰囲気が漂います。
DATA
間取り図
住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに
思い切って住まいを変えてみる
デザイナーズ賃貸で暮らしたことで、デザイン性に優れた建物に住む喜びを知り、家具への関心も高まったというNさん。
「ふと何かを変えたいと考えたことがあり、思い切って住まいを変えてみることにしたんです。家賃を払い続けることにも抵抗があったし、新築価格は跳ね上がっているし、はじめからリノベーションを前提に中古物件を探すことにしました」
リノベ経験者が書いた会社比較ブログなどを読んで4社に絞り、最終的に選んだのはnu(エヌ・ユー)リノベーション。デザインが一番好みだったことに加え、物件探しからリノベーションまでワンストップで依頼できることも決め手になりました。
「話をしっかり聞いてくれて、1対1で丁寧にコミュニケーションを取ってくれる安心感がありました。こだわりを叶えてくれる頼もしさも感じましたね」
シースルーのクローゼットが暮らしの中心
間取りは、個室をなくして広々としたワンルームに。キッチンなどの水まわりを壁で囲み、視覚的にノイズレスな空間に仕立てました。
玄関を入ってすぐの場所にはシースルーのクローゼットを造作。洋服やバッグ、バンカーボックスを並べることで、さりげない間仕切りの役目も担っています。
家に生活を合わせていた賃貸時代に比べると、今の暮らしはストレスフリー。Nさんは、コーヒーを淹れてダイニングテーブルでくつろいだり、夜に音楽を聴きながら雑誌を広げたりするのが至福の時間だといいます。
「これからは『消費』ではなく『生活』を楽しみたいですね。以前は街に振り回されながら消費する暮らしをしていましたが、今は家に居る時間も増えたので、自分に必要なものは何かを考えるようになりました。料理をはじめ、この空間での暮らしを楽しんでいきたい。環境に与えられたものではなく、内的な楽しさを見出だしていきたいです」
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ビフォー・アフター
MATERIAL
床:モールテックス、塩ビタイル(キッチン、洗面トイレ)、モルタル(玄関土間)
壁:クロス
天井:躯体現し+クリア塗装(LD、玄関土間)、クロス
収納棚、シェルフ、固定棚、開き戸:造作
INSTRUMENTS
キッチン:造作
浴室:LIXIL
洗面:アイカ工業
トイレ:TOTO
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リノベりす編集部コメント
モールテックスやコンクリートを背景に、たくさんの洋服がオープンクローゼットに整然と並ぶ風景は、セレクトショップさながらにカッコいいですね。一方細かい物が多いキッチンをクローズドにしているので、すっきりしていると思いました。内装はもちろん家具も洗練されています。