家族の会話がはずむ住まいに。洗練されたインダストリアルリノベ
コンクリート、むき出しのダクト、ステンレスカウンター、モルタル風の塗装など、インダストリアル感あふれるダイニングキッチン。木のテーブルと不揃いな椅子を並べて、カフェのような心地よさに。
DATA
間取り図
造作家具も自社製作だからよくばりなリノベーションが実現
ラフな素材を駆使して、思い描いた部屋を実現
マンションの経年劣化や友人のリノベ体験を目にすることで、リノベーションを検討し始めていたというOさん。費用面を考えるとなかなか実行に移すことができなかったのですが、夫妻のひょんな会話をきっかけに、思い切ってフルリノベーションすることに。数社に相談した結果、ショールームや担当者の印象、妻のインスピレーションなどを糸口に、SHUKEN Re(シュウケンアールイー)への依頼を決めました。
めざしたのは、インダストリアルなスタイルで、素材を妥協しない空間。工業デザインの無骨な雰囲気を保ちつつ、コンクリート、モルタル、ステンレス、木、タイルなどの風合いを生かしてすっきりまとめました。家具や収納の色味もとことん追求したことで、イメージ通りの空間に仕上がっています。
リビングの一角を、大理石調のタイルを敷いたサンルームに。明るい陽ざしが差し込み、愛犬リルちゃんも気持ちよくお昼寝できます。現在、植物を並べるベンチを吟味中なのだそう。
好きなものに囲まれた、早く帰りたくなる家
インテリアはもちろん、間取りや設備も一新したOさん宅。壁を動かしてスペースを広げたLDKには、テーブル一体型のセパレートキッチンを設けています。「料理中、家族に背中を向けているのは避けたい」という妻の希望から実現したキッチン。いつでも家族と会話ができる配置のおかげで、これまでキッチンに入ることのなかった夫が、料理をつくることも多くなったのだそう。
「リノベ後、家でたしなむコーヒーとお酒の量が2倍になりました。どちらも美味しく感じられて、とにかく早く家に帰りたいんですよ」と夫が話せば、「確かに家族の会話が増えましたね」と妻も嬉しそうに微笑みます。家じゅうのものすべて、本当に好きなものを選んだからこそ、毎日心地よく過ごせる住まいになっています。
バイカラーの窓枠とソファが印象的なリビング。ライティングによって昼と夜で表情を変える空間は、夫のお気に入りです。将来スクリーンプロジェクターを設置予定のため、白い壁を選びました。
そのほかの画像を見る
週末、夫が料理の腕を振るうことも。「豚肉とあさりのレシピはワインと合うんですよ」と夫。
テーブルや収納棚の木色にはかなりこだわり、色の調整をする現場にも立ち会ったのだそう。
小上がりのベッドがある主寝室。小上がり下部は、玄関から引き出せる収納スペースとオープンな布団置き場に。
リビングと採光窓でつながる子ども部屋。思春期になったら、主寝室と交換することも見据えたフレキシブルな空間です。
廊下に設けた洗面台は「小さいスペースですが、いちばんのお気に入りの場所」と妻。似合うカゴを探して、家とショップを5往復もしてしまったとか。
玄関と廊下をつなぐ引き戸は、ガラス入りのヴィンテージ風。オーダーでは予算オーバーだったため、既製品をカラーリングして理想に近づけました。
部屋の一部を取り込み、ゆったりとした玄関。シューズラックはラーチ合板、床はモルタル、壁はデコリエを採用。
トイレの床は、白黒の八角モザイクタイルに。真鍮のペーパーホルダーやマリンランプで自分らしさを表現。
プロデュース会社：howzlife(ハウズライフ)の事例情報は、母体会社SHUKEN Re(シュウケンアールイー)へ統合いたしました。
MATERIAL
床：フローリング、フロアタイル（キッチン・サンルーム）、モルタル（玄関）、モザイクタイル（トイレ）
この事例のリノベーション会社情報をみる
リノベりす編集部コメント
自分の好きなものを、ひとつひとつ丁寧に選んでいるリノベーションですね。こだわりの色やかたち、テクスチャーなどが積み重なり、心地よく美しい住まいになっていると思います。家が変わったことで、暮らしも楽しく変わって、家じゅうに幸せな空気が流れているようです。