愛犬の居場所をつくり、お互いがハッピーになるマンションリノベーション
SCHOOL BUS｜スクールバス空間設計 (設計・施工)
座り心地のよいソファとテレビだけのシンプルなプライベートリビング。コーデュロイの家具や無垢のパーケットフローリングなど憧れの素材に包まれ、イメージ通りのスペースに。
DATA
間取り図
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
アイアンのゲージを部屋の間仕切りに
愛犬のいる暮らしが楽しめるマンションリノベーション。部屋数を減らして広々としたLDKと玄関土間をつくり、人とペットがのびのびと過ごせるようになっています。
それぞれの生活動線や時間の過ごし方を考え、愛犬の居場所を確保。なかでもリビングとベッドルームの間仕切りに、アイアン製のペットゲージを使うというアイデアが目を引きます。どちらの部屋にも木の扉が取り付けてあり、来客の時などは閉めておくことが可能で、空気の温度調節もしやすくなっています。またソファを置いたリビングは、時と場合によってちょっと距離が置けるよう、低いフェンスで囲うことに。さりげなく分けたことで、リビングには好きな素材の家具や無垢の床材を選ぶことができました。
ひとつの空間を壁で仕切り、壁の上下をウッディなオープン棚と愛犬のゲージに使い分けています。
ミニマルなプライベートリビング。ナラの無垢材は素足でも気持ちがよく、床面のアクセントにも。
光と風の通り道があるから人もペットも暮らしやすい！
もとは空間が細かく分かれ、水まわりは昼間でも暗いという間取り。そこでできるだけ壁を取り払い、バルコニーから玄関まで続く光と風の道をつくりました。
2つの個室をなくし、広い玄関土間、オープンなシューズインクローゼット、サニタリーに変更。またキッチンを玄関近くに移動し、縦型のLDKにすることで、風通しのよい空間になっています。ベッドルームには、パウダールームと浴室をつなげ、ウォークインクローゼットを新設。クリアな間仕切りによって奥まで光が届くようにしました。明るく開放的な空間は人はもちろん愛犬も動きやすく、居心地も抜群。これからも一緒に暮らすことが楽しみな住まいになりました。
リビングダイニングから玄関へと視線が抜ける空間。空気が循環するので、いつも快適な環境に。
ベッドルームの自然光が差し込むパウダールーム。広くとったので身支度しやすく、椅子を置いてもゆとりがあります。
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リラックスできる場所があるので、愛犬2匹も穏やかな暮らしに。走ったり遊んだりできる自由な空間です。
広々としたLDKには、傷や汚れに強いフロアタイルを敷き詰めています。
落ち着いた色使いで生活感を薄めたトイレ。ポイントを絞った照明で雰囲気アップ。
ほどよいくつろぎ感を与えてくれる、愛犬と同じフレンチブルドッグがモチーフの小物。大人っぽい空間に加わると、どこか居心地よいスペースに。
ベッドルーム、パウダールーム、浴室は、透明なドアで仕切っているため、ひと続きの空間のように感じられます。
玄関土間の片隅にカウチを置いて、リラックススペースに。このままキッチンに入れる動線も確保。
土間と直結しているサニタリー。お散歩帰りの愛犬の足を洗うのにも便利です。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：ナラ無垢パーケットフローリング（リビング）、フローリング（スズキKB90UO3F/ベッドルーム、WIC)、フロアタイル（サンゲツIS736/ダイニング、ホール、トイレ、サニタリー）、タイル（平田タイルCAR2020B/キッチン、パウダールーム）、モルタル（玄関土間）
壁：クロス（シンコールSLP355）、コンクリートむき出し（パウダールーム）、キッチンパネル（アイカFQN6119ZMN）
天井：コンクリートむき出し（LDK、玄関）、クロス（シンコールSLP355）
INSTRUMENTS
キッチン：ハンセム
パウダールーム：造作
サニタリー：LIXIL
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リノベりす編集部コメント
人とペットがそれぞれ快適な居場所をつくっているので、日々の暮らしが楽しくなりそうですね。インダストリアルな雰囲気や素材感のあるインテリア、そして色選びのセンスも、心地よさの秘訣だと思います。