ミッドセンチュリースタイルの四角い家。憧れを叶えた戸建てリノベーション
SCHOOL BUS|スクールバス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
コンクリートの一戸建てを間取りの工夫で暮らしやすく
「コンクリート造」「四角い形」と、住みたい家のイメージがはっきりしていたTさん夫妻。リノベーションを前提に中古マンションや戸建てを見て回り、ようやく出会ったのがこちらの2階建て住宅でした。
1階は和室をなくし、リビング・ダイニング・キッチンが緩やかにつながる大空間に。キッチンは位置を変えずにサイズアップして、手前にはアイランドカウンターを新たに設けています。バスルームなどの水まわりももとの配置を活かし、玄関横のひと部屋は丸ごとウォークインクローゼットに。2階はベッドルームなど3部屋をプライベート空間として確保しています。
ラフなマテリアルに無垢パーケットが映える
リノベーションのテーマは「ミッドセンチュリー」。家具や小物などを厳選して、大好きなPACIFIC FURNITURE SERVICEの世界観を自分スタイルで再現しています。玄関ホールからレッドブラウンのドアを開けて約10畳のリビングへ。躯体むき出しの天井やコンクリート壁などラフな素材に囲まれ、床には無垢材のパーケットフローリングが敷き詰められています。
奥のダイニングやキッチンとの間仕切りには扉はなく、床材が統一されていることでさらに広々とした印象に。ダイニングテーブル&チェアは床材の色味と合わせたブラウン、キッチンやアイランドカウンターはステンレス。白を基調に、シルバー、グレー、ブラウンと色数を抑え、バランスよく美しい空間に仕立てています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:パーケットフローリング(マホガニー)、フロアタイル(サンゲツIS891/洗面室トイレ)
壁:クロス(東リVS8048)、タイル(タイルパークSUW150/洗面室)、タイル(平田タイルOF5R/キッチン)
天井:躯体現し(リビング)、クロス(東リVS8048)
INSTRUMENTS
システムキッチン:EIDAI(ステンレスフレーム)
リノベりす編集部コメント
細部にまでこだわりが感じられる素敵なインテリアですね。繊細な色合わせで統一感が生まれ、居心地のよさに満ちています。コンクリート造ということもあり壁の移動はないですが、暮らしやすい間取りに見事に変わっていますね。