倉庫をイメージして住まいをヴィンテージ風にデザイン。鉄骨造を活かした3階建てリノベーション
SCHOOL BUS|スクールバス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
無骨な素材を使い、シンプル&ヴィンテージな空間に
転勤先から地元の兵庫県に戻ることになったMさん。マイホームとして一戸建てを新築する計画もありましたが、もっと自由に、自分好みの空間を追求したい、とリノベーションを前提に築38年の3階建て住宅を購入しました。
住みたい家のイメージは「倉庫のようなヴィンテージスタイル」。鉄骨造ならではの梁や筋交いを活かしつつ、部屋と階段を仕切る壁をガラスのパーティションにすることで開放感を演出しています。床はブラシ加工のオーク無垢材、壁にはモルタルやタイルを部分的に使用。メインの壁や照明をシンプルにまとめて、つくり込みすぎない無骨な空間に仕上げました。
家族それぞれが暮らしやすい間取りに大変身
1階は玄関土間を拡張し、バッグ作家である妻のショップに。その奥には大容量のシューズインクローゼットを配し、もともとあった2つの個室は、妻のワークスペースと収納庫に振り分けました。
暮らしの中心となる2階は、空間をフル活用するため、LDKに廊下を取り込み、キッチンは対面式から壁付けに変更。広がりが得られただけでなく、洗面やトイレにLDKから直接入れるようになり、暮らしやすさもアップしています。 3階はプライベートスペースで、主寝室と2つの子ども部屋を配置。もともとは2部屋のつくりでしたが、それぞれの個室を確保して収納スペースも充実させました。中央にあるオープン仕様のウォークインクローゼット、さらに廊下にも洋服用の大きな棚を備えつけ、家族みんながひと目で置き場所が分かるようにしています。
リノベりす編集部コメント
鉄骨の構造体を活かしてヴィンテージ感ある住まいに仕上がっていますね。木の温かみを加えることで、倉庫とカフェが同居したような、居心地のよさも漂っています。