実家の団地をフルリノベーション。インテリアの専門家がディテールにこだわったカラフルな家
One's Life Home (設計・施工)
DATA
建築家とつくるオンリーワンのデザインを、物件探しからワンストップで
壁や仕切りをできるだけなくして閉塞感を払拭
妻の両親が地方に移住することになり、空き家となる実家の団地に引っ越すことにしたKさんファミリー。自分たちに合う住まいに生まれ変わらせようとフルリノベーションを決めました。
夫はインテリア、妻は住宅関連の仕事をしている夫妻が、家づくりのパートナーに選んだのはOne's Life Home。「仕事柄さまざまな会社の情報に触れていましたが、自分たちの家はここにしようと最初から決めていました。紹介したお客様の満足度が非常に高かったんです」。 既存の間取りは細かく仕切られ、面積は85㎡と広さは十分ながら閉塞感を感じていました。そこで壁や仕切りを極力取り払い、空間に連続性をもたせることで、広々とした印象に。撤去できない構造壁はデザインとして活かし、パイプスペースの凸面と造作収納の扉面を合わせてすっきりさせています。
また、壁に囲まれていた対面式のキッチンから壁付け式に変え、圧迫感をなくすとともに家事や生活もしやすくなっています。
自分の好きなものを集めて居心地のよい空間に
間取り、使い勝手、そしてもひとつこだわったのが「住まいのディテール」。キッチンの壁に張った色とりどりのモザイクタイルは、色合いをランダムにシミュレーションして配列を決めたもの。
また、洗面室とつながる小窓には、夫が探してきたアンティークのチェッカーガラスをはめ込んでいます。
壁は陰影が美しい珪藻土仕上げ、床は足触りのよい無垢材に。LDKの床を斜めに張ることで、通常のフローリングと同じコストでヘリンボーン張りのような表情に仕上げました。<
本棚スペースを兼ねた廊下の欄間は、以前各部屋のドアの上についていたものを2つ並べて再利用。それぞれの部屋や玄関にはイメージに合ったアクセントウォールを選んでいます。
リノベりす編集部コメント
モザイクタイルやアクセントウォールが華やかな印象です。アールの壁も、選び抜いた家具や照明もすべてが響き合い、自分流のスタイルをつくり上げていると思います。撤去できない壁やPSの存在を感じさせないプランも良いですね。