既存を生かした間取り。水槽のある癒しの空間にリノベーション
たすかけ 吉祥寺ラボ (設計・施工)
DATA
間取り図
建築家や家具屋とコラボしたリノベで、「自分らしさ」「家族らしさ」を提案
既存の間取りを生かしつつ、夫妻の要望を叶えた住まい
祖父母から引き継いだ家をリノベーションするにあたって、「水槽をリビングに設置したい」「収納スペースを多めに取りたい」という要望のあった施主夫妻。
ひとつ目の要望である水槽は、壁に埋め込む形にすることでリビングのフォーカルポイントに。照明によって美しく照らされ、まるで水族館の水槽のよう。メンテナンススペースも完備し、いつも綺麗な水槽を維持できるように工夫されています。
収納スペースが少ない問題は、大容量のウォークインクローゼットやパントリーを新設することで解決。生活動線に合わせてレイアウトし、暮らしやすさをグンと高めています。
視線の抜けを活かし、広がりを演出
LDKでひときわ存在感のあるルーバーは、視線をほどよく遮りながら光と風を通す優れもの。テレビを掛けているルーバー材の中には配線を隠し、ごちゃつきがちなコード類をスッキリと収めました。木の素材感が引き立ち、インテリアのアクセントになっています。
階段下のデッドスペースを有効活用したワークスペースは、リモートワークに使用したり、子どものスタディスペースとして活用したり、家族みんなで使える便利な場所。LDKとの間には、クリアな扉を付けて一体感を持たせました。階段もスケルトンタイプにすることで玄関から見たときの重さを軽減。視線の抜けを上手く利用し、広がりを感じる空間になっています。
写真:©Shuya Sato
リノベりす編集部コメント
階段下のデッドスペースを有効活用した、リビングとつながりを感じさせるワークスペースがいいですね。在宅ワークが増えてきた昨今、参考になるリノベーション事例です。ルーバーにコード類を隠すというアイデアも面白いです。