外に広がるデッキが第2のリビングに。アカシアの木に癒されるリノベ空間
たすかけ 吉祥寺ラボ (施工・プロデュース)


家族みんなで作業しやすいアイランドキッチンには、背面にパントリーと食器・家電の収納棚をプラス。視線の先には広々としたデッキが広がります。
DATA
建築家や家具屋とコラボしたリノベで、「自分らしさ」「家族らしさ」を提案
便利な動線をプランして暮らしを快適に
20代の夫妻と子ども2人の施主ファミリー。マイホームの購入にあたり新築マンションも検討しましたが、予算などを考慮して、夫の実家である3階建て住宅の1階部分をリノベーションすることにしました。
当初は住みたい家のイメージが具体的ではなかったため、まず依頼先のたすかけ 吉祥寺ラボからプランの提案を受けることに。打ち合わせを重ねるうちに、「フローリングの素材感」「洗面のしつらえ」「アウトドアリビング」など、大事にしたいことが明確になったのだそう。
間取りは既存を活かしつつ、スムーズな動線になるようゾーニング。家族の一日の生活を順番に思い浮かべながら、プランに反映していきました。例えば寝室と廊下をウォークスルークローゼットでつなげて、毎朝の身支度をぐんとラクに。さらに洗濯から衣類収納、日用品の片付けなど家事もしやすくなっています。
家に広がりをもたらす、アウトドアリビング
家族が集うリビング、ダイニング、キッチンは一つの空間にレイアウト。キッチンからは部屋の隅から隅まで見通すことができ、さらにその先にデッキを設けたことで、実際以上の広がりを感じさせています。木製のデッキは、家族で楽しめる外空間。青空の下でお茶を楽しんだり、水遊びやひなたぼっこをしたりするなどアウトドアリビングとして大活躍です。
LDKの床と天井には、深みのある色合いのアカシアを選択。スタディスペースは集成材を使い、リノリウムで仕上げました。洗面所やトイレなどのサニタリースペースの素材にもこだわって、衛生面だけでなく美しく見せる工夫をしています。
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写真:©Shuya Sato
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:アカシア(LDK)、モルタル調長尺シート(洗面室)
天井:アカシア(LDK)
ワークスペース:集成材+リノリウム(フォルボ)
INSTRUMENTS
キッチン:グラフテクト(食洗機:Miele、自動水栓:LIXIL)
洗面台:造作
トイレ手洗い器:平田タイルCIELO
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リノベりす編集部コメント
アカシアの床と天井、さらに外に続くデッキと、木に囲まれた心地よい空間に仕上がっています。室内の延長として外空間があるので、眺めるだけでも開放感が楽しめると思いました。色々なスタイルで使って、暮らしの幅が広がりそうですね。