19/10/27 20:00 投稿
人気リノベーション会社・FILE代表 石川敬子さん宅を訪問!(前編)
リノベのトレンド
LDKの床はイタリア製の天然石調タイル。2匹のトイプードルたちが滑らないし、掃除もしやすい。床暖房入りなので冬も快適
リノベーションでこだわりたいのは、暮らしの中心となるキッチン&ダイニング。家事の時間を短縮したい、ホームパーティーを楽しみたい……。かなえたい希望は人それぞれ。石川敬子さんの自宅兼オフィスは、大田区・田園調布の静かな住宅街にある戸建て住宅。ここに来れば、石川さんが考える理想の空間と暮らし方を体感できる。
この前編では、石川さん宅の「用と美」を兼ね備えたオリジナルキッチンや収納計画についてご紹介します。
さらに後編では、リビング・寝室を中心に石川さんの生活空間をご紹介しています。
photo koji yamada
text rumiko abe
自社工場でつくる家具やオリジナルキッチンなども人気。デザインや素材だけでなく思いも大切に空間をつくり上げる
RC造の一戸建てを住まい+オフィスにリノベーション
以前、石川敬子さんの仕事と生活の拠点は目黒にあった。目黒通り沿いに
3つの店舗と事務所を構え、自宅マンションも近かった。多忙な職住近接に転機が訪れたのは4年ほど前のこと。
「大通りに面した店舗ではなく、少し離れた一戸建てもありかな」と思い始めた。リノベーションの相談に来る人も増える一方。お客さまには子どもや犬を連れて気兼ねなく打ち合わせに来ていただきたい。ただ、店の前の通りは交通量が多いので安心して打ち合わせができない。ならば思い切って仕事の仕方も生活も変えてみよう……。
さっそく物件探しを開始すると、ほどなくこの家が見つかった。築45年の二世帯住宅で、RC造2階建て。ここを「自分が住みたいと思う空間=ショールーム」にするためのリノベーションプランをつくり、大家さんにプレゼンすると、「プロがきれいにしてくれるのなら」と快諾してくれた。
INSTRUMENTS
石川さんが毎日使うキッチンは、美しくて機能的!
1階LDKはショールームを兼ね、打ち合わせスペースとしても使っている。タイル貼りの床に、ゆったりしたソファと大小2つのダイニングテーブルが置かれ、周りに北欧の名作椅子たちが並ぶ。高級感のあるオリジナルキッチンは、「用の美」を備えた実力派。このLDKは石川さん夫妻の日常生活の場でもあるのに、なぜここまで見事に整っているのだろう? 「常にこのくらいの状態でないと落ち着かないので、収納計画はきっちりやっています。片付けのための日をつくる余裕はありませんから、そのつど片付くように、夫やスタッフがものを捜さなくてもいいように、と」。石川さんは毎日、夕方6時半に仕事を終えると、近くのスーパーに買い物に行き、夫婦とスタッフの夕食をつくる。手早く料理し、大いに食べて飲む。選ばれた機器と計算された収納を内蔵した「できるキッチン」は、リアルなショールームとして、訪れたお客さんにたくさんのヒントを与えている。
STORAGE
PARTS&MATERIAL
デザイン FILE
代表 石川敬子さん
リライフプラスVol.33掲載
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