1位は「多目的な土間と仕事場兼家族のアトリエ、自分たち好みの自由な間取り」|リノベーションランキング(2021年9月)

リノベのトレンド

2021年9月に公開された人気リノベーション事例TOP5を発表します。今回は部屋と部屋が土間でつながる住まいが1位に。家事ラクな間取りや子どもの好奇心を満足させるプランにも注目が集まりました。

1位:回遊できるレイアウトで、玄関土間を多目的に使う![ハンズデザイン一級建築士事務所]

第1位は、玄関土間を家の中心として、そこからリビングや個室、サニタリーにつながる間取りのマンションリノベーション。
以前よりスペースを広くとることで、靴の脱ぎ履きだけでなく、移動や収納の機能をもたせています。壁は天然石をベースにしたシリカライム、天井は木の板を規則正しく配したルーバーに。視線の抜けを作ったりアートを飾ったり、美しく見える工夫も織り込まれています。
リノベのきっかけとなった子ども部屋は、1部屋を兄弟で共有しながら、必要な時は区切れるように。リビングの一角に仕事場を兼ねたアトリエを設け、親子が共用する創作の場をつくっています。

土間が暮らしの中心にある住まい方。リノベでストレスフリーの生活動線に!


ハンズデザイン一級建築士事務所

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ハンズデザイン一級建築士事務所 一級建築士:星名岳志さん・星名貴子さん

ハンズデザインでは半年ぐらいの時間をかけて打ち合わせを行います。例えば「洗面室の使い方」などテーマを決めて、次回の打ち合わせまでの間にお施主様に宿題として具体的にご自身の使い方の研究をお願いしています。限られた広さの中をスッキリと使いやすく、そして楽しく暮らすためにはご家族の中での決断がとても大切だと考えているからです。広い土間やみんなで使えるアトリエなどはその過程でお施主様ご家族から出てきたアイデアだからこそうまく実現できたのかなと思います。クリエイティブで暮らしを楽しんでいるご家族なので今後どんな風景に変わっていくのか楽しみにしています。

2位:日常をおしゃれに過ごす、自分たちらしい空間[スタイル工房 ]

これまで楽しんできたファッションやインテリア同様、「自分たちらしさ」をとことん追求したリノベーションが第2位。
47平米の限られた空間を、LDKをメインにした開放的な間取りに変更。リビングダイニングの広さを優先し、壁付けキッチンをオープンに取り付けています。キッチンはリビングからの「見え方」を考えて、壁と同色のシンプルなものを据え置き、パントリーや冷蔵庫を目に付かない場所に配するなど、キッチン全体を上手にコーディネート。
パントリー以外にも、たっぷり靴が並べられる棚や大型のウォークインクローゼットなど、広い収納を確保しています。

47㎡の広さをフル活用した「自分たちらしさ」がテーマのリノベ


スタイル工房

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3位:家事動線を整理して、暮らしやすい住まいに[アートリフォーム ]

第3位は、家事が気持ちよく片付けられる動線を間取りに反映させたリノベーション。
部屋数を減らし、水まわりの配置を変更することで、浴室、洗面室、キッチンが一直線につながり、家事の同時進行がしやすくなっています。玄関横には広々としたシューズクローゼットを配置し、ベビーカーや自転車の置き場としても活用。その隣のウォークインクローゼットは空間を立体的に使い、家族3人分の衣類をまとめて収納しています。
インテリアはブラウン、グレー、ブラックでまとめた落ち着いた配色に。差し色のグリーンが住まいに楽し気な雰囲気をプラスしています。

#(ハッシュタグ)で見つけた理想の住まい!生活動線を改善するリノベーション


アートリフォーム

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4位:兄弟の趣味と好奇心を満足させるリノベーション[Renomama(リノまま) ]

長男は「ひとり部屋がほしい」、次男は「映画館のような家をつくりたい」。2人の希望を叶えた間取りに、10年暮らした住まいをリノベーションした事例。
部屋の配置をすべて一新し、将来2部屋に区切れる子ども部屋をつくりました。リビングには、複雑な機材が必要ないプロジェクター照明を設置。大きな白い壁に映画を投影して、迫力満点の画面を楽しめるようにしました。
また以前から気になっていた断熱と結露の対策のため、二重窓や断熱ガラスを採用。さらに壁や引き戸に遮音材を組み込み、生活音を響きにくくしています。

映画館のような住まいを!家族のわくわくが詰まったリノベーション


Renomama(リノまま)

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5位:天井をとって、家のボリュームを上方向へ増幅[SCHOOL BUS|スクールバス空間設計 ]

現地調査で初めて分かった、天井の上の大きな空間。その空間をロフトに変えて、子ども部屋として活かしたリノベーション。
ロフトまでは手すり付きのゆったりした角度の階段を設けて安全面にも配慮。階段はリビングから伸びているので、親子のコミュニケーションが取りやすいプランです。今まで使っていなかった空間を子ども部屋にできたことで、既存のスペースにはゆとりも。そこで洗面と脱衣の部屋を分けたり、壁付け収納を追加したりして、家の使い心地をアップさせています。
高い勾配天井にロフトが組み合わせされたダイナミックな空間も魅力的です。

リビングから上れるロフトは子ども部屋!住み慣れた家を立体的にリノベーション


SCHOOL BUS|スクールバス空間設計

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