19/09/08 19:44 投稿
Sさん流コンパクトな家で楽しく過ごす方法
リノベーション・ゼミナール
専有面積53平米という決して広いとはいえないマンションで家族5人で暮らすSさん一家。「合宿所のようにしたい」という夫の言葉から、限られたスペースを最大限に生かしてリノベーションを行ったそう。そんなSさん流のコンパクトな家での過ごし方を紹介します。
photo:koji yamada
text:atsushi higuchi(FUSOSHA)
53平米@目白台
東京都文京区 S邸
夫50歳、妻48歳、長男17歳、次男13歳、三男8歳
物件価格2800万円
工事費700万円(税込み・設計費別)
築年数27年(平成元年築)
専有面積53.07平米
設計 デザインライフ設計室
Sさん一家は夫50歳、妻48歳、長男17歳、次男13歳、三男8歳の5人暮らしで専有面積53平米のマンションに暮らしています。もともと住んでいた3DKの賃貸マンションが分譲されることになり、引越すのも面倒でそのままこの部屋を購入しました。リノベーションしたきっかけは、長男がひとりで子ども共有の部屋を占領しないために!「合宿所」みたいにしたいな、という夫の一言でイメージも固まり…『リライフプラス』で建築家さんを見つけてなんとも大胆なリノベーションが成功!!
Q.ゴロゴロしたいときはどうしていますか?
A.障子からの光で、室内でもいちばん明るくて落ち着くこの場所で。しかも、ダイニングの横にあるから、食事のあとは、みんなここでゴロゴロしていますよ。夫は仕事から帰るとすぐに、ここでテレビを見ています。しかもこの場所は広く感じられるので、お客さんが何人来ても対応できるんです。でも、お客さんはだいたいこの家を見て驚きますが……(笑)。
Q.1日7合ご飯を炊くそうですが…
A.そもそも男の子3人でよく食べるので、使いやすさと効率よく作業できることを重視してオーダーしました。何せ1日7合のご飯を炊かなくてはならないので、炊飯器では追いつかず、鍋。朝食もワンプレートにしています。L 型のキッチンは、最小限の動きで調理できるから楽なんです。また、開口からダイニングにつくったものをサッと出せるのもいいです。
Q.今後、住み替える予定は?
A.夫は「ところてん方式」と言っていますが(笑)、いずれ子どもたちが自立して家を出ていくことを前提にこの物件を購入したので、その際はふたりが暮らしやすいようにカスタマイズしようと思っています。直近では、次男がダイニングで遅くまで勉強していることが多いので、くつろぐトコロを遮蔽する大きな扉を付けようかと思案中です。
建物規模:地上8 階建ての4階
設計期間:2013 年9月〜12月
工事期間:2014 年1月〜4月
設計 デザインライフ設計室
施工 ミキホーム
玄関・ワークスペース
床:モルタル金ゴテ押さえ
壁:塗装
天井:クロス(以下同)
キッチン・ダイニング
床:カラ松無垢フローリング
壁:塗装、一部防塵塗装
リビング・寝室・あそぶトコロ・学ぶトコロ
床:畳
壁:塗装
トイレ・洗面室
床:撥水塗装
壁:塗装
浴室
既存ユニットバス
キッチン
オリジナル
コンロ:ハーマン
レンジフード:サンワカンパニー
シンク:LIXIL
水栓:タカギ
サニタリー
トイレ:LIXIL
洗面ボウル:サンワカンパニー
水栓:TOTO
デザインライフ設計室
設計 デザインライフ設計室
「リライフプラス vol.22」掲載
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Q.正直狭く感じませんか?
A.もちろん広くありませんが(笑)、部屋は使い方です。今の部屋は夫が言う「合宿所のような空間」にするため、畳を一面に敷いた和室にしました。5人で53平米と聞くと狭いように感じますが、ダイニングと和室との仕切りがないので思ったよりも広く感じられるんです。格子によって光も入り、明るい空間になっています。また、収納も充実しているので、家族が公平にスペースを使っています。