動線、収納、使い勝手と三拍子そろったワンルームにリノベ。ホテルの快適さを追求した、アクティブ派のセカンドハウス。
ハンズデザイン一級建築士事務所 (設計・施工)
DATA
間取り図
日常の生活を大切にし、丁寧につくりあげる
シンプルで機能的なホテルデザインを取り入れて
海に山にと休日はアクティブに過ごすDさん。普段は仕事で忙しくしているため、くつろぎに満ちたセカンドハウスをつくりたいと、これまで賃貸に出していたマンションをリノベーションすることに。以前、滞在したホテルが印象に残っていたことから、動線や収納、使い勝手が優れたところを自分の家にも取り入れています。
希望したのは「居心地のよいホテルに、少し長めに生活する」ようなイメージで、収納もキッチンもコンパクトにまとめた風通しのよいワンルームにするというものでした。もとは、三方向に窓があるものの、中央のダイニングキッチンを小部屋が囲み、生活が分断されてしまう閉鎖的な3LDK。そこで水まわりを大きく移動し、壁も扉もないオープンな間取りに一新しています。
広がりを感じる、贅沢なワンルーム
広さと日当たりを確保したワンルームの空間には、それぞれに機能をもつコーナーを配置。陽ざしがたっぷり入る場所は、ゆったりしたソファを並べたリビングに。ソファのサイズに合わせて、オリジナルのデスクをオーダーし、開放的な書斎をつくりました。またアクセントウォールで少し個室感を出したベッドコーナーから、アイランド型でオールステンレスのキッチンコーナーまで、すべての空間がつながっているので、どこへでも行きやすく広がりを感じます。
唯一、仕切りの役目を担っているのが、パーティションのようなオープン収納棚。シンプルな設計のオリジナルで、アウトドア用品を飾りながら収め、おしゃれなショップのような雰囲気に。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:アメリカンブラックチェリー
壁:ホタテ塗装(LDK)、シリカライム(リビング一部)、レッドシダー(玄関)、ソフトスエード(ベッドスペース)、タイル(洗面室)
INSTRUMENTS
キッチン:サンワカンパニー
リノベりす編集部コメント
居心地のよいコーナーが程よい距離感でつながり、暮らしやすい間取りに生まれ変わっていますね。色数を絞っているので、ひと続きの空間でもスッキリまとまっていると思います。シンプルで開放感のあるインテリアによってくつろぎ感が高まりました。