2人のこだわりを詰め込んだアーティスティックな住まい。海を眺望するタワーマンションリノベ
ハンズデザイン一級建築士事務所 (設計・施工)
DATA
間取り図
日常の生活を大切にし、丁寧につくりあげる
きっかけはリノベの実際を自分の目で確かめたこと
数々のアート作品、名作家具や照明が、何とも絶妙なバランスで配された住まい。部屋を抜ける風や、壁や床に光が落とす陰影も感じられる心地よい空間です。その佇まいは、学生時代から芸術やアートの世界に触れてきたというMさん夫妻が、全面的なリノベーションを行い、設計4か月施工3か月を費やしてつくり上げたもの。
東京湾を一望する78㎡のタワーマンションに暮らす夫妻は、およそ1年前にハンズデザイン一級建築士事務所の完成見学会に行き、改修で生まれ変わった住まいを実際に目にしたことで、自邸のリノベーションが一挙にリアルになったのだそう。その後、建築士の家で行われる相談会に参加し、住まいづくりがスタートしました。玄関からリビングまでつながる、シンプルな大空間
玄関を入ると、真っ先に目に飛び込むオープンキッチン。そのままダイニング、リビングとつながり、シンプルな大空間をつくっています。リビングの隣は、寝室そして夫の仕事場と妻の裁縫作業コーナーに。2つのスペースは両方から使えるオープン本棚で仕切り、寝室とサニタリーはウォークスルークローゼットでつなぎました。
ひとつひとつの素材やディテールにこだわり、好きなスタイルを追求。天井には不燃材料の化粧ルーバー、壁はシリカライム、床は草木染のフレンチヘリンボーン。また家具や建具はクリア、ブルー、ホワイトなどで染められ、キッチンカウンターにはサイルストーンを選ぶなど、すべての素材を丁寧に検討しました。MATERIAL
床:オーク(草木染)
壁:シリカライム
天井:化粧ルーバー(不燃/キッチン)
リノベりす編集部コメント
内装と家具、アート、すべてが収まるところに収まっているような、絶妙なバランスの住まいだと思います。色も形も洗練されていて、お手本にしたい空間づくりです。