部分リノベで実現!レトロモダンなカフェ風“おもてなし空間”
住工房 (設計・施工)
DATA
開放的なLDK空間に憧れがありつつも、「マンションなので水回りや壁の移動はできないだろう」と諦めていたN様ご夫婦。同じマンションで工事したという別のお宅のキッチンを見て驚き「こんな風にしたい!」と熱望。そのリノベーションを担当していた住工房に相談に行き、依頼を決意しました。
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
色や素材感にこだわり、さらに調和の取れた好みのテイストへ
水回りの位置を変更し、間仕切りを取ることでオープンスタイルに生まれ変わったキッチン。さらにカフェのように個性的なタイルカウンターを取り入れたことで、部屋の雰囲気が一気にセンスアップしました。
どちらかというとヴィンテージやアンティークの印象が強いレンガ調のデザインですが、光沢感のある素材を選んだことで、懐かしさを残しつつ明るい雰囲気もプラス。既存の床材と溶け込みながら、空間を豊かに彩ります。
もともとお好みで取り入れられていたカラーのグリーンも、このレンガ調タイルと好相性。部屋のあちこちにさりげなく飾られた観葉植物はもちろん、ダイニングテーブルを挟んで対角線上に置かれたイームズチェアのグリーンも、アクセントとしてさらに存在感を放つように。
部屋全体のベースはスッキリと無駄のないデザインですが、こうしてレトロなカラーや素材感をアクセントとして取り入れることで、温かみや遊び心も加わったレトロモダンなテイストにまとまりました。
デザイン性だけでなく、使い勝手にもこだわり抜いたキッチン
キッチンに関しては、動線や現状の問題点を整理しながら、使い勝手の良さを追求しました。料理をテーブルに出したり、食事後に食器を下げたりする時には、広々とした対面部分のカウンターが活躍。リビングにいる人と会話を楽しみながら作業ができます。また、大人数のゲストに料理をふるまう際には、背面キャビネットに設置されたステンレスの天板も作業台としてフル活用。一緒に料理をしたり、一度にたくさんのお皿を並べて盛りつけしたりと、効率よく作業できるようになりました。
こちらの背面キャビネットは、オーダーで造作したオリジナル。よく使う調理器具や調味料は手の届きやすい場所に、重いものは引き出しの低い位置にと、シミュレートしながら入れる物のサイズや量を割り出し、それに合わせた設計で完璧な収納も確保。空間に合わせて美しく、どこよりも使いやすいキッチンが完成しました。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
生まれ変わったキッチンが主役の素敵空間。色違いの椅子を並べたり、一見異なるテイストを融合させたりと、難しいインテリアも、素材感やカラーコーデを楽しみながら、絶妙なバランスでお洒落に演出しています。お気に入りのカフェに通うような気持ちで、ついつい立ち寄りたくなるお家ですね。部分リノベーションでもここまで満足の空間づくりができるという見本のような事例。おもてなしを受けたゲストの皆さんの笑顔も目に浮かぶようです。