仕事と生活を両立するリノベプラン。打合わせにも使える広い土間をつくる！
entrie(エントリエ) (設計・施工)
キッチンカウンターの向きを変えたことで、ゲストが目にする景色もすっきり。ゆったりしたリビングとコンパクトなダイニングで、空間にメリハリを。
DATA
リフォーム会社の実績に真新しさを追求するリノベーションブランド。
仕事も生活も楽しめる「基地としての空間」をめざして
両親が暮らしてきた、築40年の木造2階建てを受け継ぐことになったTさん。夫も妻も家で仕事をしているため、せっかくなら楽しく働ける家にしたいとリノベーションを計画しました。カタログ請求から始まり、数社に現地調査・プランを依頼。その中で「住んだあとのことも考えてくれている」と感じたエントリエにリノベーションを依頼することに。
「基地としての空間」をコンセプトに、2人にはすでにさまざまなアイデアが浮かんでいたそう。間取りでは風水をもとに、階段の位置を動かし吹き抜けをつくることや水まわりの移設を希望していたものの、構造的に難しいところも。そこで階段の向きを変えたり、水まわりも風水上良くないとされる場所を避けたりすることで、思い通りの空間を手に入れています。
テレビボードの木の風合いと庭の植物が響き合うリビング。壁は天井までの高さをフルに使い、たっぷりの本棚に。
それぞれが心地よく感じる、お気に入りの場所
生活の場と仕事の場が近く、打ち合わせの来客も多いというTさん夫妻。靴を脱がなくても話ができるよう広い土間をつくり、玄関からの視線を考えてキッチンカウンターの向きを変更しました。玄関は、窓と引き戸に縦格子を使うことで明るさを確保。家のポイントとなるデザインに加え、防犯や空調の面でも役立っています。
夫妻の暮らしにフィットした今の住まい。妻が好きなのは、2階の廊下で歯磨きをしながら星空柄の天井を眺めることで、さらに生活動線の快適さも満足なのだそう。一方、夫は階段を上がってすぐの書棚コーナーやソファのあるリビングで心がやすらぎ、カメラの仕事に使う暗室もお気に入り。夫妻はこの家で、くつろぐ時間と働く時間、その両方が充実した日々を過ごしています。
思い切って向きを変えた階段は、光も風も通り抜けるオープンタイプに。2階の窓からの自然光も取り込めます。
時を重ねた味わいを活かしながら、自分たちの好みやライフスタイルを融合させました。縦格子もそのひとつ。
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踊り場に設けたライブラリースペースは陽だまりが心地よいスペース。「座って本を読み始めると時間があっという間に過ぎる」と夫。
光る星をモチーフにした天井や、流れる雲を描いた青空の壁。2階の廊下は、ほっと一息つける小さなスペースです。
防犯を考えると心配だった大きな窓は、採光を損なわない縦格子でカバー。土間の引き戸とデザインをそろえて。
ふたりの感性が活きるアトリエのようなLDK。穏やかな光が自然素材の空間に広がります。
リビングの居心地がよくて、2階の仕事部屋に出勤するまで2時間くらいかかってしまうのだとか。
ビフォー・アフター
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リノベりす編集部コメント
落ち着いた心地よさが感じられる住まいです。仕事と生活を分けて機能的な空間でありつつ、リビングや玄関を広く取り、ゆとりのある暮らしを実現しました。打ち合わせができる土間は、近所の人とお喋りしたり買物の荷物を置いたりするなど、利用頻度が高そうですね。