計算された動線と収納！シーン転換しやすいシンプルリノベ
住工房 (設計・施工)
ナラの無垢材が心地よいワンルームの生活空間は、ロールスクリーンで気軽に間仕切りできます。リビングの天井に、夫の希望で「雲梯（うんてい）」を取り付けて、楽し気なスペースに。
DATA
間取り図
長く暮らす家だから、シンプルで飽きないリノベーションを
ロールスクリーンで仕切るワンルームの生活空間
中古マンションを購入後、暮らしやすい動線や収納を取り入れた家にしたいと思っていたNさん夫妻。住工房のHPに掲載されている施工事例を見てショールームを訪問し、間取りの変更からインテリアまで相談した結果、リノベーションを依頼することに。
もとの間取りは、玄関から長い廊下が続き、両脇に部屋が振り分けてある3LDK。暮らしの動線が切れ切れになっていたので、できるだけ壁や廊下を減らし、家族の集まるリビングを中心に、各部屋へつながるつくりに変更しました。リビングから畳コーナー、ダイニング、子ども部屋までは、ロールスクリーンを使って緩やかに仕切る大きなワンルーム。日中は子どもたちがのびのび遊べるようにそのまま使い、就寝や来客時には、ロールスクリーンを下げて目隠ししています。
畳コーナーは、ロールスクリーンを下げて寝室として使用。調光や取り外せるスイッチなど、機能的な照明を設置しています。
布団収納の下は子どもたちの秘密基地。収納を浮かせることで、足をゆったり伸ばせる畳コーナーに。
玄関とリビングの間に設けた、量も配置もちょうどいい収納
動線とともに改善したかった収納スペース。家族みんなの衣類や大型の日用品などを一括管理できるよう、玄関とリビングの間に、通り抜けできるウォークスルークローゼットを配置しました。玄関とつながっているため、身支度から出かけるまでの動線がぐっとスムーズに。帰宅後も、カバンを置いたり着替えたりしてからリビングに入るので、部屋が散らからず、すっきりした部屋をキープできるのだそう。
さらに廊下や玄関、リビングにもたっぷりの収納を追加。撤去できない梁を生かしつつ、空間を隅々まで使い、収納を増やす工夫をしました。また扉をシンプルなデザインにしたことで、白をメインとした空間に馴染み、家全体を広く見せています。
下駄箱と廊下収納はデザインを統一して、白いルーバー扉に。空気の循環ができるため、マンションに最適です。
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位置は変えていませんが、壁を取り払ったことで開放感が増した対面キッチン。
畳コーナーの収納は、布団をしまえるサイズに造作。内部の棚を低めにつくり、出し入れしやすくしています。
オリジナルのテレビボード。DVDやCDのサイズに合わせ、配線を隠したすっきりしたフロートデザインに。
LDKにつながる子どもコーナーは、将来2部屋に分けられるようにダウンライトを2灯ずつ設置。
アンティーク調の照明が映えるトイレ。あえてコードをたるませて、ニュアンスのある空間を演出。
妻お気に入りのレトロ調タイル。イメージを合わせてペーパーホルダーやタオル掛けは真鍮製に。
部屋を取り込み、明るい空間に生まれ変わった玄関。白いルーバー扉がアクセントに。
MATERIAL
床：ナラ無垢（防音下地）
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リノベりす編集部コメント
玄関から入れるウォークスルークローゼットをつくったことで、生活動線や家事動線がスムーズになり、暮らしやすさがアップしています。ロールスクリーンの間仕切りは、家族の気配をいつでも感じられ、通風や採光にも良いですね。