アール壁を中心に回遊動線をつくったリノベーション。少しの工夫で、くらしやすく美しく
古谷野工務店 (設計・施工)


実用性とデザイン性を兼ね備えた白く美しいアール壁。スリットを2か所つくることで、水まわり+ウォークインクローゼットに光や風が通り抜けるようにしました。
DATA
間取り図
「お客様一人ひとりに最適解を」
生活がスムーズに流れる回遊式の裏動線
既存の間取りは、玄関側に2部屋、LDKの横に和室が隣接する、一般的な3LDK。水まわりとリビングダイニングを中心に、フルリノベーションを行いました
和室は撤去し、一部をリビング、残りを洗面室・浴室・ウォークインクローゼットに。その間仕切りとして、インテリアのポイントにもなるアールの壁をつくりました。
廊下側とリビング側には出入口を用意し、廊下~洗面室~WIC~リビングに抜ける裏動線に。裏動線は回遊式で、動きに無駄ができないことから家事や生活がしやすくなりました。
また、後戻りせずに移動できるため、限られたスペースがより広く感じられます。
充実した収納や間仕切りの壁をデザインする
リビングが広くなり、連続する大きな窓をLDK全体に取り込めたことで、これまでより明るく開放的な住まいに。ダイニングの壁一面にテレビボードや収納を集約し、実用的なものをすっきり隠した美しいデザインでまとめました。
洗面室のリビング側と廊下側に設けたスリットは、光と風の通り道。マンションでは開口部が限定されるため、窓がない部屋でも採光・通風が得られるように工夫をしています。
さらに外に面する壁には内窓と付加断熱を施し、断熱性をアップ。好きなデザインで統一しながら快適な室内環境に整えて、「くらしやすさと空間の美しさを両立」した住まいをつくり上げました。
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写真:武川正秀
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リノベりす編集部コメント
広くなったリビングにアール壁やシンプルな収納を造作することで、美しい空間に仕上がっています。アール壁の中には回遊式の裏動線が組み込まれていて、日々のくらしやすさも叶えているところが魅力だと思います。