夫婦それぞれの好きなものをバランスよく。有機質と無機質が美しく調和するリノベーション
nu(エヌ・ユー)リノベーション (設計・施工)
DATA
間取り図
住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに
自分たちの好きなデザインに囲まれた暮らしをめざして
さりげなく置かれた北欧家具、そして壁面に並ぶ作家ものの器やフランスのヴィンテージグラス。スタイリッシュでありつつ懐かしさも感じるKさん邸は、有機質と無機質の素材が上手に組み合わされています。
「子どもが家の中を走り回る音を気にすることが多くなり、保育園を変えないエリアで、もっと自由に過ごせる家を探したいと考え始めました。自分たち好みにデザインされた空間で暮らしたいという思いもあり、中古物件のリノベーションを選択したんです。」
「デザイナーには『お洒落なおじいちゃん家』というワードで伝えました。洗練されているけど、ほっと落ち着く空間にしたいと思ったんです。」
仕上げの素材や色にこだわり、イメージ通りの空間に
リビングや廊下、それぞれの個室はチーク無垢材のパーケットフローリングを採用。南側の窓辺とキッチン周りには、グレーのタイルをL字型に敷き込みました。
また、部屋との兼ね合いで広くとることのできなかった玄関は、土間とその前の廊下を同じ磁器質タイルで仕上げることで、視覚的に広々と見せています。
「この場所は本当に気持ちがいいので、家族みんなで過ごすスペースにしたいと思って。これからも試行錯誤しながら、この家での暮らしを楽しんでいきたいです。」
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:チーク無垢材(リビング、廊下、個室)、タイル(LD一部、キッチン)、磁器質タイル(廊下一部、玄関)
天井:躯体現し(LDK)、木(LDK一部)
リノベりす編集部コメント
無機質なコンクリートやタイルと、有機質の木やグリーンが調和していて、美しく印象的な住まいです。異素材を組み合わせた床や天井のバランスにもセンスが光っていますね。夫妻の好みが違っていても、共通するものを探していく作業が楽しそうです。