間取り変更は最小限でも明るく快適な住まいを実現。在宅ワークにも対応したリノベーション
リノベーション東京 (設計・施工)
間取り変更は一部分のみ。壁を取り払ったり本棚を造り付けたりすることで、明るく暮らしやすい住まいに生まれ変わっています。
DATA
間取り図
「価値」と「快適」そして「幸福」をプラスする住まいに
ローソファに似合う本棚で、家族の集まるリビングに
中古でマンションを購入し、子育てをしながら暮らしてきたTさん夫妻。男の子2人が壁を汚したり傷をつけたりしているのが気になってきたことや、在宅ワークが増えて専用のスペースが欲しいと思ったことが、リノベーションのきっかけでした。
使い慣れた間取りはあえて変更せず、新しく購入予定の大きなローソファをポイントにプランニング。家族だんらんを中心に、本を読んだりテレビを見たりするリビングには、ソファ背面の壁に本棚を造作しました。本棚は天井までの高さをフルに使い、子どもたちの本や写真、作品などをたっぷり収納。棚を白色、背板を濃色にすることで、アートを飾る額縁のように楽し気なアクセントになっています。
すっきりと洗練された、明るい木目と白が織りなすナチュラルなインテリア。本棚やキッチン、室内ドアのダークカラーが空間を引き締めています。
シンプルで多機能なワークスペースがお気に入り
独立していたキッチンは、リビングの広さを優先して位置はそのままに。壁をできるだけ取り払い、外の景色も楽しめるオープンな空間に変更しました。さらにキッチンの収納量を確保しつつ圧迫感が出ないよう、吊戸棚を壁の白色と揃えています。
キッチン並びの明るい窓際に配置したのは、妻のワークスペース。シンプルなカウンターデスクを造り付け、上部にはオープン棚を設けました。ひとりの時間を過ごせるスペースは、在宅ワークはもちろん、ちょっとした書きものや趣味の作業にも活用。また家事の合間に子どもの宿題を見るなど、親も子どもも使えるマルチなスペースになっています。
料理や片付けをしながらでも、子どもの様子や屋外の心地よさを感じられる開放的なキッチン。
ワークスペースは機能だけでなく、部屋のイメージに合わせて造作。やわらかな色合いがLDKに馴染んでいます。
そのほかの画像を見る
キッチンの奥には洗面所に続く白いドアが。開き戸から引込み戸への変更で利便性がアップしました。
キッチンはPanasonicのLクラスを選択。トリプルワイドコンロと色味がお気に入り。
ウォークインクローゼットの扉も引き戸に変更。奥行きのある棚も造りつけています。
飛び出していたエアコンの配管を化粧カバーでまとめてスッキリと。カウンターデスクに穴を開けて下まで通すことで、デッドスペースとなっていた場所をスタディスペースとして有効活用。
大きな鏡で広がりを演出した玄関スペース。陰影の美しい壁はLIXILのエコカラット。
モノが多くなりがちな洗面所も、シンプルなデザインで美しく見せています。
空間を広げ、これまで無かった手洗いを設置。収納も増やしました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：北洲ベルゴLVTフロア・モダングレイオーク
壁：LIXILエコカラット・ディニタ／玄関、LIXILエコカラット・グラナスハルト／トイレ
建具：Panasonicクラフトレーベル・ネイビーオーク／リビング、Panasonicベリティス・しっくいホワイト／その他
INSTRUMENTS
キッチン：PanasonicＬクラス・スタッコグレー＋スタッコホワイト
浴室：TOTOリモデルバスWY-K1317
洗面化粧台：TOTOエスクア・ペアブラウンウッド
トイレ：LIXILレストパル・ホワイトウッド
この事例のリノベーション会社情報をみる
リノベりす編集部コメント
大きな間取り変更をしなくても、快適で便利な家になっていますね。やわらかいトーンのカラーコーディネートで広がりが感じられ、開放感もアップしていると思います。