リノベーション終了が完成じゃない!家族でつくり続けていく住まい
Renomama(リノまま) (設計・施工)
DATA
間取り図
家づくりからずっと先の暮らしまで、住まいを自分らしく
自分たちで手を加えていく未完成の住まい
最初から完成形を目指すのではなく、自分たちの手で自分たちらしい住まいにしていくことを考えてリノベーション。インテリアや思い出で部屋を飾っていきたいという夫妻の意向に沿い、部屋の設えはあくまでもシンプルな形に。
家のあちこちで目にとまるドライフラワーは自身の結婚式で使った花。夫妻の思い入れがあるものを飾ることによって、いつでも素敵な日のことが思い出される、そんな空間が演出されています。
リビングの壁は、自身でDIY塗装を取り入れ、自分たちで手を加えると塗りムラや癖も愛着のあるものに感じられるという夫妻は、これからは「もっとたくさんの写真を飾りたい」とまだ未完成な住まいへの夢を語られています。誕生した子どもの写真が、これからの家族の新しい記憶としてさらに家を彩っていくことでしょう。
主役のソファを中心につくり上げたリビングダイニング
「リビングが肝。あとは寝るだけ。」と、リビングダイニングに夫妻のやりたいことを詰め込みました。以前から「これだ!」と決めていたソファの色や大きさを基準に、部屋のテイストを決定。リビングダイニングは赤みのある木材で統一し、ソファと馴染むようにしました。キッチンはステンレスのペニンシュラ型にしたことで、木の色味のなかでしっかりとしたアクセントになっています。
二人らしさが最も現れているというリビングには、夫妻の趣味を楽しめるような工夫も。アパレル関係で働く妻の趣味は裁縫。道具をしまう場所を確保し、ミシンのコードが届きやすくなるよう床にコンセントをつくるなど、機能面でもこだわっています。夫の趣味であるDJブースには、多くのCDが入る棚を設けました。明るいリビングダイニングで、それぞれに好きなことを楽しむことができます。
INSTRUMENTS
キッチン:造作棚
リノベりす編集部コメント
夫妻でDIYをするなど、「自分らしさ」にこだわった住まいになっています。部屋をつくり込まず、インテリアなどで今後はどんな風に変わっていくのか楽しみですね。これからは子どもとの思い出も追加されていく、素敵な家になりました。